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百貨店のデパ地下で威力を発揮する「共通ポイントカード」 百貨店カードよりもおトクに

2016年5月26日

2015年5月25日(水)より、三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋でTポイントサービスが開始した。また、2016年8月下旬より、高島屋でdポイントカードが開始し、4月からは既にdカード決済で2倍(8月までは3倍)のdポイントが貯まるサービスも開始している。大丸・松坂屋では楽天ポイントカードが開始しており、百貨店での共通ポイントもほぼ出揃った感じだろう。

通常、百貨店にはおトクなクレジットカードが存在し、高島屋ではタカシマヤカード、三越・伊勢丹ではエムアイカード、大丸・松坂屋では大丸松坂屋カードとなる。

高島屋でタカシマヤカードでの決済時には8%のポイント、三越・伊勢丹でエムアイカード決済時には5?10%のポイント、大丸・松坂屋では大丸松坂屋カードでの決済で5%のポイントを獲得できる。

一方、共通ポイントの場合は、高島屋でdポイントカードを提示すると100円につき1 dポイント、三越・伊勢丹でTカードを提示すると200円につき1ポイント、大丸・松坂屋で楽天ポイントカードを提示すると100円につき1楽天スーパーポイントと、百貨店のカードよりも見劣りする。

表1.百貨店カードと共通ポイントカードの還元率比較

高島屋 三越・伊勢丹 大丸・松坂屋
クレジットカード カード名 タカシマヤカード エムアイカード 大丸松坂屋カード
還元率 8% 5?10% 5%
共通ポイントカード カード名 dポイントカード
(2016年8月下旬開始)
Tカード 楽天ポイントカード
還元率 1% 0.5% 1%

百貨店側としては、今まで百貨店に足を運んでいなかったような消費者を共通ポイントで誘導し、百貨店カードの方がおトクであることをアピールし、カード会員を獲得、さらに百貨店のリピーターに繋げるというのが共通ポイントの導入理由と思われる。

食品売り場しかし、高還元率とも思われる百貨店のクレジットカードだが、落とし穴が1つある。それは食料品売場・レストランでのポイント還元率だ。

高島屋の食料品売場・レストランでのタカシマヤカードを利用すると還元率が1%と一気に落ちる。同様にエムアイカード、大丸松坂屋カードも食料品売場・レストランは1%還元だ。つまり、共通ポイントと同レベルにまで下がってしまう。

表2.食料品売場などでの百貨店カードと共通ポイントカードの還元率比較

高島屋 三越・伊勢丹 大丸・松坂屋
クレジットカード カード名 タカシマヤカード エムアイカード 大丸松坂屋カード
還元率 1% 1%
共通ポイントカード カード名 dポイントカード
(2016年8月下旬開始)
Tカード 楽天ポイントカード
還元率 1% 0.5% 1%

共通ポイントの場合は、他社のクレジットカード決済も併用できるため、例えば高島屋ではdカード、三越・伊勢丹ではYahoo! JAPANカード、大丸・松坂屋では楽天カードで決済すると、提示した共通ポイントに加え、クレジットカードでも同じポイントを獲得することができる。

表3.共通ポイントカード+クレジットカードの方がおトクになる場合も

高島屋 三越・伊勢丹 大丸・松坂屋
クレジットカード カード名 タカシマヤカード エムアイカード 大丸松坂屋カード
還元率 1% 1% 1%
共通ポイントカード+クレジットカード カード名 dポイントカード
(2016年8月下旬開始)+dカード
Tカード+Yahoo! JAPANカード 楽天ポイントカード+楽天カード
還元率 提示:1%+決済:2%=3% 提示:0.5%+決済:1%=1.5% 提示:1%+決済:1%=2%

上記表を見ると、百貨店のクレジットカードを使うよりも共通ポイント+クレジットカードを使ったほうがおトクということが分かるだろう。さらに、高島屋でdカード決済すると2%還元(通常1%、特約店のため+1%)となるように、クレジットカードには百貨店が特約店になっている場合もある。その場合は、共通ポイント+クレジットカードの還元率がさらにアップする。

ANAカードは高島屋、dカードは高島屋、三越・伊勢丹、TS CUBIC CARDとJALカードは大丸・松坂屋でポイント優遇があるため、デパ地下を利用する場合は共通ポイント+特約店のあるクレジットカードがおススメだ。

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菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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