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個人間送金サービスがアツい! LINE Pay、paymo、Kyash、どうやって使えば良いの? 違いを解説

2017年1月19日(木)にAnyPayが個人間送金サービス「paymo」を開始した。iOS/Android OSのスマートフォンにpaymoをダウンロードし名前、ユーザID、パスワード、メールアドレスを登録するだけで使えるようになる。

個人間送金サービスは、2016年12月14日(水)にKyashが参入を発表。2017年春頃を目標としてアプリの開発を行っている。

また、既にLINE PayやYahoo!ウォレットも参入するなど、激しい闘いが予想される分野だ。

個人間送金サービスとは?

そもそも、個人間送金サービスとはなんだろうか? 利用者はそれぞれのアプリをダウンロードしアカウントを作成し、そのアカウントに入金する。その残高の範囲内で送金したり、受け取ったりすることができるサービスが個人間送金サービスだ。送金自体は無料となるため、飲み会の割り勘やチケットの立替分の支払い、子供への仕送りなどにも利用することができ、銀行振込のように高額な手数料を支払う必要はない。

ただし、アプリ間でのやり取りはできないため、もし、違うアプリ間で送金が可能になった場合は、銀行振込のように手数料が発生する可能性がある。

口座の残高はどうやって使うの?

送金する際は、残高から送金したり、直接クレジットカードから送金できるが、受け取った金額は、どのように利用するのだろうか? 銀行への出金やプリペイドカードが発行され、Visa加盟店やJCB加盟店で利用することが可能なサービスもある。また、ネットショッピングでも利用できる場合もあり、出口がどれだけ使いやすいかで個人間送金サービスの普及度合いが変わっていくだろう。

それぞれのサービスはどう違うの?

以前作成した表に、新しく参入したpaymoを追加して、LINE Pay、Yahoo!マネー、Kyash、paymoをそれぞれで比較した。

LINE Pay Yahoo!マネー Kyash paymo
入金 銀行口座(Pay-easy、チャージ専用口座含む)・コンビニチャージ 預金払い、ヤフオク!落札代金受取 クレジットカード等の決済カード(Visa/Mastercardのみ) クレジットカード等の決済カード(Visa/Mastercardのみ)
送金 LINEユーザに手数料無料で送金 LINE、Messenger、SMSで無料で送金 Kyashユーザ、FacebookなどのSNS利用者に無料で送金 paymoユーザ、LINEなどのSNS利用者に無料で送金
出金 1回あたり200円(税抜)の手数料で銀行口座に払出し可能 2.16%の手数料で銀行口座に払出し可能 1回あたり200円(税込)の手数料で銀行口座に払出し可能
残高利用方法 LINE Pay対応サイト、JCBプリペイドカードのLINE Payカード ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、LOHACO Kyashが発行するVisaカード(物理的なカードも発行可能)

LINE PayやYahoo!ウォレットなどは、非常に複雑な仕組みとなっているため、チャージ・送金方法から受け取った残高の利用方法などを図にすると以下のようになる。
上記図を見ても分かる通り、一歩先に行っているのがLINE Payだろう。残高の利用方法も出金やLINE PayカードでJCB加盟店で利用することも可能だ。後発組のKyashとpaymoはクレジットカード(プリペイドカードやデビットカードも可)で直接送金できるようにし、開始のハードルを下げている。

また、Kyashは新しく発行されるVisaプリペイドカードを利用すれば、登録しているクレジットカードなどからチャージせずに、そのままVisaカードとして利用でき、Kyash残高を意識せずに利用できるのが新しい仕組みとなる。

将来、お年玉やお小遣いなども個人間送金サービスが使われる可能性もあるだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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