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ゴールデンウィーク期間中でも特典航空券で旅行する方法とは?

2016年は、ゴールデンウィークの曜日配列が良く、中には「2016年4月29日(金)から5月8日(日)まで10連休」という人もいるのではなかろうか?

しかしながら、2016年4月29日(金)出発であったり、5月8日(日)帰着であったりする航空券は、とても値段が高く、もしくは満席だったりしてこれから海外旅行を計画しようとして断念する人も多いものと思う。

ではここで2017年のカレンダーに目を配ってみたい。実は2017年のゴールデンウィークは、2016年と同様もしくはそれ以上に配列が良いのにお気づきだろうか? カレンダー通りの休みの方は2017年5月3日(水)から7日(日)までの5連休となり、なかには4月29日(土)から5月7日(日)まで9連休となる方も多いものと思われる。

では、そんな時、筆者はどのように対応するか? まずはかなり早い段階で4月29日(土)「東京⇒ソウル」、5月7日(日)「ソウル⇒東京」の往復特典航空券を押さえておくのだ。

スターアライアンス特典航空券の場合、330日前から予約が可能で、シーズンによる必要マイル数の変動はなく、ANAマイルを使用した場合15,000マイルでエコノミークラス往復航空券を獲得出来る。

「東京⇔ソウル」間は、かなり多くの便数が出ており、さほど急がずともピーク時の特典航空券の予約は容易である。

ここまで来ると既にお気づきの方も多いと思う。

「東京(もしくは日本各地)⇔ソウル」の特典航空券と、ソウル発の航空券を組み合わせて使うのだ。仁川国際空港は言わずと知れたアジアのハブ空港なので、アシアナ航空、大韓航空を始め、数多くの航空会社が就航している。

「ゴールデンウィークが繁忙期」と言うのは日本に於ける事であり、韓国発の航空券となると、特典航空券もはるかに取りやすくなる。また航空券を購入する場合も、日本発の航空券に比べて割安での購入が可能となる。

東京発バンコク行き、復路5月8日(日)バンコク発東京行きのタイ航空の航空券価格ちなみに、2016年のゴールデンウィークに関し、往路4月29日(金)東京発バンコク行き、復路5月8日(日)バンコク発東京行きのタイ航空の航空券価格を調べてみたところ、最安価格が142,950円であったが、これをソウル⇔バンコクで調べてみると、円換算で50,000円弱と大幅に安くなる。

4月29日(金)ソウル発バンコク行き、復路5月8日(日)バンコク発ソウル行きのタイ航空の航空券価格ANAの特典航空券のルールが、2015年の4月に改正になり、「総飛行マイル制」から「ゾーン制」に変更になった。詳細は記述しないが、以前は「成田⇒ソウル⇒バンコク⇒ソウル⇒成田」と言う特典航空券の発券が可能であったが、現在、このルートを特典航空券を利用して旅しようと思うと「成田⇔ソウル」「ソウル⇔バンコク」の2つの往復航空券を発券しなければならない。

「2つの航空券が必要」と割り切れば、前述のような手段が浮かんでくるのだ。

なお、特典航空券の場合は、経路変更がなければ、便の変更や日程の変更は、直前まで可能である。すなわち、仮に連続休暇が取れなかった場合は、帰りの日程を繰り上げるなり、全く別の週末に振り替えるなり、もしくは3,000マイルのペナルティを払えば、マイルに戻すことも出来るのである。

来年のゴールデンウィーク旅行に際し、ソウル以遠の行程についてチケットを購入する事も選択肢に含めて考えるのであれば、とりあえず早めに「日本⇔ソウル」の特典航空券さえ予約しておけば、その後の行程は直前までじっくり考える事も出来る。

最後にひとつ、ヒントを付け加えておくと、ANAマイルを利用して特典航空券を取得する場合、往復ともANA便にすると「ANA国際線特典航空券」のルールが適用され、ゴールデンウィークだとハイシーズン扱いになり、一人あたり18,000マイルと、3,000マイルも余計に必要になる。従って、片道をアシアナ航空利用にして「スターアライアンス特典航空券」のルールが適用されるようにしたい。

先の話ではあるが、来年のゴールデンウィークに、9連休が取得できる可能性がある人は、考慮してみてはいかがだろうか?

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diegosuarez

これまでに、南極を除く世界6大陸、40か国以上を訪問。マイルは旅を快適にする手段と心得、国内線や近距離の国際線はチケットを購入しマイルを貯め、長距離ビジネスクラスの特典航空券取得を目標としています。JAL、ANAのマイルを効率的に貯めるためには、クレジットカードの会費など、ある程度の出費は厭いません。年間、旅にかける費用はかなりの額になるので、それらのコストは旅の費用の一部と考えています。海外旅行の際は、航空会社、使用機材に至るまでこだわる、航空マニアでもあります。

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