ポイントタウンにおいて、ビットコインに交換すると、交換コイン2倍増量キャンペーンが2016年1月18日(月)まで実施されていた。
ポイントタウンのポイントは、1ポイントあたり0.05円相当の価値があり、通常の交換レートは10,000ポイント⇒500円相当 だが、今回のキャンペーン中は、なんと倍の10,000ポイント⇒1,000円相当のビットコインに交換が可能となっていた。
交換レート2倍というのは、かなりおトクなキャンペーンだ。ただ、“ビットコイン”というもの自体、あまり有名なものではなく、なじみのない方も多いと思うため、いったいこれはどういうものなのか、おトクなキャンペーンなのか、について解説してみたいと思う。
ビットコインって何?
ひとことで言えば「仮想通貨」だ。つまり、ビットコインはお金そのものとなる。円やドルと同じようにビットコインが「使える」所で物やサービスを買うことが可能で、他の通貨(例えば円)に交換する事もできる。その際の交換レートは日々変動している。
ただ、「仮想」ということから分かる通り、円やドルとは違って、手にとって目に見える姿形が存在しない。そのため、なじみのある「ポイント」と似たようなものだと思って良いだろう。ポイントも、限られた場所ではお金と同様に使用することができるし、マイルや現金といった、他の“通貨(のようなもの)”に、一定のレートで交換できる点も同じだ。
今回のキャンペーンはおトクなのか?リスクは?
ビットコインというと、2015年、マウントゴックスという東京のビットコイン交換所が倒産して話題になった。どうしてもそのニュースのイメージがあり、ビットコイン=怪しい、危険といったイメージを持つ人も多いだろう。
ただ、マウントゴックスは、ビットコインそのもの(ビットコインの運営会社)というわけではなく、あくまでも複数ある交換所の一つだ。マウントゴックスという問題のある交換所が存在した、ということイコール、ビットコインの仕組み全体が怪しい、リスクがあると判断してしまうのは早計だろう。
ポイントを運営している会社は数多くあるが、当然、そのポイントを運営している会社が倒産してしまう、という可能性はゼロではない。だからといって、ポイントというシステム(仕組み)全体がダメ! ということではない。
現時点で考えられる、ビットコイン利用のリスクは、主に以下の3点だ。
1)レート変動リスク
先にも書いたように、ビットコインを日本円に変換する際のレートは日々変動している。したがって、タイミングが悪ければ、ビットコインの価値が大きく下落してしまう可能性もある。
2) 交換所の倒産リスク
今回キャンペーン対象の交換所はbitFlyerだ。こちらの会社が倒産してしまう、というリスクは、ゼロではない。
3) 手数料
これはリスク、という訳ではないが、ビットコインを円に交換する際には一定の手数料がかかる。
と、上記のようなリスクがあるが、今回のキャンペーン、交換2倍増量というのは、上記リスクを補っても余りあるメリットのあるキャンペーンだろう。
レートの変動と言っても、過去の事例を見ても、いきなり価値が半減するほどのレート変動があったことはないし、仮に起こるとしてもかなり確率は低いと思われる。1万円分のポイントが2万円になる! というのは、かなりインパクトのあるキャンペーンだ。
今後同様のキャンペーンがあった場合は、是非チャレンジしてみてほしい。ただし、上記のようにリスクがゼロではないため、実践される方は自己責任で。