複雑化するクレカ積立 結局どの証券会社+クレジットカードが良いの?(菊地崇仁)

クレジットカード特集 コラム

複雑化するクレカ積立 結局どの証券会社+クレジットカードが良いの?(菊地崇仁)

年間利用額に応じて変動

■SBI証券+三井住友カード

三井住友カードの条件は非常に複雑だ。まず、2024年9月10日(火)積み立て設定締め切り分については、一律付与となる。

対象カード 還元率
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード
三井住友カード プラチナプリファード
5.0%
三井住友カード プラチナVisa/Mastercard
三井住友カード プラチナ PA-TYPE Visa/Mastercard
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners Visa/Mastercard
2.0%
Oliveフレキシブルペイ ゴールド
三井住友カード ゴールド Visa/Mastercard
三井住友カード ゴールド PA-TYPE Visa/Mastercard
三井住友カード ゴールド(NL) Visa/Mastercard
三井住友カード プライムゴールド Visa/Mastercard
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド Visa/Mastercard
三井住友ビジネスゴールドカード for Owners Visa/Mastercard
三井住友銀行キャッシュカード一体型カード ゴールド/プライムゴールド
1.0%
それ以外のVポイントがたまるカード 0.50%

続いて、2024年10月10日(木)積み立て設定締め切り分以降は以下のようになる。これまでは圧倒的なポイント還元率で利用者を増やしてきたが、年間利用額のハードルは高めだろう。

エポスゴールドカードやエポスプラチナカードのように、クレカ積立分も年間利用額に含まれる場合、月10万円のクレカ積立で年間120万円の利用となるため、かなり楽にはなるが、SBI証券+三井住友カードの場合、クレカ積立分は年間利用額に含まれない。

対象カード 年間利用額 還元率
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード
三井住友カード プラチナプリファード
500万円以上 3.0%
300万円以上 2.0%
300万円未満 1.0%
三井住友カード プラチナ Visa/Mastercard
三井住友カード プラチナ PA-TYPE Visa/Mastercard
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners Visa/Mastercard
300万円以上 2.0%
300万円未満 1.0%
Oliveフレキシブルペイ ゴールド
三井住友カード ゴールド(NL) Visa/Mastercard
三井住友カード ゴールド Visa/Mastercard
三井住友カード ゴールド PA-TYPE Visa/Mastercard
三井住友カード プライムゴールド Visa/Mastercard
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド Visa/Mastercard
三井住友ビジネスゴールドカード for Owners Visa/Mastercard
三井住友銀行キャッシュカード一体型カード ゴールド/プライムゴールド
初年度 1.0%
100万円以上 1.0%
10万円以上 0.75%
10万円未満
それ以外のVポイントがたまるカード 初年度 0.5%
10万円以上 0.5%
10万円未満

利用するサービスに応じて変動

■SBI証券+東急カード

三井住友カードも条件が複雑になったが、東急カードも条件が複雑だ。5万円以下の場合は、条件に応じて最大3%のTOKYU POINTがたまる。

条件 還元率
ベースポイント 0.25%
カード種別 各種ゴールドカード +0.75%
TOKYU ROYAL CLUB プラチナ +1.5%
クリスタル +0.5%
ゴールド +0.25%
シルバー
東急カードの年間カード利用額 200万円以上 +0.25%
毎月のクレカ積立予定額 5万円以上 +0.25%
SBI証券投資信託保有残高
TOKYU POINTがたまるコースの口座残高
500万円以上 +0.25%
年齢 29歳以下 +0.5%
30歳~39歳 +0.25%

なお、5万円~10万円までの場合は一律で0.25%となる。

上限は1か月1,500ポイントまでとなるため、還元率が3%の場合は10万円でも5万円でも上限の1,500ポイントだ。

還元率が2%の場合で10万円の積み立て設定の場合は、5万円に対して2%の1,000ポイント、5万円超過分の0.25%=125ポイントで合計1,125ポイントの獲得だ。


還元率が高い組み合わせは、クレカの年会費が高額だったり、条件が厳しかったりするため、既に保有しているクレカ+条件をクリアできるかどうかで考えよう。

クレカ積立で月10万円を年会費かけずに還元率を高めたい場合はauカブコム証券+au PAYカードがおすすめだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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