【2024年版】プラチナカードってなんで年会費がバカ高いの? コスパのいいプラチナカードを紹介!(菊地崇仁)

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【2024年版】プラチナカードってなんで年会費がバカ高いの? コスパのいいプラチナカードを紹介!(菊地崇仁)


前回、おトクなゴールドカードを紹介した。

【2024年版】ゴールドカードをどう選ぶ? 年会費無料でもおトクなゴールドカードも(菊地崇仁)
【2024年版】ゴールドカードをどう選ぶ? 年会費無料でもおトクなゴールドカードも(菊地崇仁)

ゴールドカードが大衆化の時代になり、保有者の約6割が個人年収400万円未満となっているとのこと。 ゴールドカードは1980年にアメックスが発行し、その時には最上位カードとなり、ステータス感はあったのだ ...

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ゴールドカードにもかかわらず、年会費が無料になったり、それでいて空港ラウンジを利用できたり、なかなかサービスが変わってきている。今回は、ワンランク上のプラチナカードを紹介したい。プラチナカードなんて関係ないと思っている人でも、十分おトクになるカードを5枚紹介する。(全2回の第1回)

プラチナカードとは?

プラチナカードは、アメックスが1993年にゴールドカードよりも特典を増やしたカード「プラチナ・カード」を発行したのが最初だ。

「プラチナカード」と書く事が多いがアメックスの「プラチナ・カード」は中黒があり、商標登録されている。

プラチナカードになると、一気に年会費がアップする。年会費が大きくアップする理由はコンシェルジュデスクを利用できるためだろう。

コンシェルジュデスクとは、24時間365日電話で要望を伝えると答えてくれるサービスだ。「○○駅の近くで△△円以下のホテルを探して」「接待で利用するレストランを探して」「□□を買えるお店を探して」など、さまざまな要望に応えてくれる。

なお、「明日の☆☆発売日に並んでおいて」など、実際に人を移動させるようなことはできないし、「満席の新幹線を予約して」というような事もできない。

24時間365日電話で答えてくれるために年会費はアップするが、日本のプラチナカードは他国に比べて年会費が高い。

アメリカの「The Platinum Card」の年会費は695米ドル。1ドル=150円だとしても10万4,250円だ。日本のプラチナ・カードの年会費16万5,000円(税込み)よりも6万円以上安い。ラグジュアリーカードの「Mastercard Gold Card」は995米ドル=約14万9,250円。日本では22万円(税込み)となり、こちらも7万円以上安くなっている。

日本でのコンシェルジュデスクは運用が難しく、年会費が高くなるのだろう。

日本語が利用でき、さらに24時間365日電話がつながるようにしている必要がある。一方、英語圏であれば、時差を利用して、他国に電話をつなげると言う事も可能だ。同じ24時間でも、国内だけで24時間運用するのと、他国に分散して24時間運用するのではコストが大きく変わる。

日本の商品やサービスは安いにもかかわらず品質やサービスが優れているが、プラチナカードは他国よりも年会費が高くなるのはこのような事が影響している。

年会費が10万円以上するようなプラチナカードもあるが、今回は年会費はお手頃で、使い勝手の良いプラチナカードもあるため、今回はいくつか紹介する。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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