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「楽天カード」と「Rポイントカード」、「楽天Edy」の違いとは? 楽天カードとRポイントカードと楽天Edyのおトクな使い方

2015年3月20日

「楽天カード」「Rポイントカード」「楽天Edy」 ─ ポイントを気にしている人にとっては、どう違うのかはわかっていることだろう。また、どこでどのカードを使えばポイントを獲得できるのかも知っているはずだ。しかし、先日「Rポイントカードって楽天カード?」と聞かれたことがあり、その人は「楽天カード」=「Rポイントカード」と思っていたようだ。つまり、「楽天カード」を持っていれば「Rポイントカード」は不要であり、既に「楽天カード」を保有している自分には関係ない、と思っていたということだ。

同じように思っている人も多いと思われるため、今回は「楽天カード」「Rポイントカード」「楽天Edy」について、それぞれの機能、特徴、ポイントについて説明したい。

「楽天カード」はクレジットカード

「楽天カード」はテレビCM等で知っている人も多いだろう。クレジットカードとなり、審査が必要だ。年会費は無料で、100円(税込)につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。また、国内だけでなく海外、ネットショッピングなどで利用することが可能だ。

「Rポイントカード」はポイントカード

次に、「Rポイントカード」だ。「Rポイントカード」はお店のスタンプカードと同じと思っていればわかりやすい(実際はスタンプが押されることはない)。当然審査は不要だ。決済機能はないので、一般的な店舗で「Rポイントカード」で支払うことはできない。また、ネットショッピングで「Rポイントカード」を利用して決済することもできない。

Rポイントカードの加盟店で、「Rポイントカード」を提示することで、100円?200円ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。

「楽天Edy」は電子マネー

「楽天Edy」は電子マネーだ。事前にチャージすることにより「楽天Edy」が利用できる店舗で支払うことが可能となる。5万円までチャージが可能で、非接触で支払うことが可能だ。コンビニエンスストア等で利用しやすい。ポイントは200円(税込)につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。

「楽天カード」、「Rポイントカード」、「楽天Edy」の機能比較

すべてのカードに共通しているのは「楽天スーパーポイント」が貯まるということだ。そのため、「楽天カード」=「Rポイントカード」と思うのだろう。しかし、実際は、上記のように「楽天カード」「Rポイントカード」「楽天Edy」はそれぞれ全く異なるサービスとなる。

では、それぞれのカードの特徴を抜き出して比較すると以下のようになる。

楽天カード、楽天Edy、Rポイントカードの機能比較「楽天カード」「Rポイントカード」「楽天Edy」を使いこなすときに重要な点は「併用の可否」だ。「Rポイントカード」はスタンプカードと同じため、提示するだけでポイントを貯めることができる。決済機能はないため、支払い時には決済ツールが必要だ。つまり、「Rポイントカード」の加盟店では「Rポイントカード」を提示し、決済機能のある「楽天カード」で支払うと、「Rポイントカード」を提示した時にポイントが貯まり、「楽天カード」で支払った時にもポイントが貯まる。1回の支払いで楽天スーパーポイントを2度貯められるということだ。

現時点では「Rポイントカード」と「楽天カード」の一体化カードは存在しない。そのため、「楽天カード」保有者でも、「Rポイントカード」は別途保有していたほうが良い。今後は「楽天カード」に「Rポイントカード」機能が付いたカードは登場すると思われるが、現時点では「楽天カード」と「Rポイントカード」の2枚は保有すべきだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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