基本的に、クレカの不正利用は期間内に問い合わせれば不正利用された分は支払う必要がない。筆者は何度か不正利用の被害にあっているが、全て返金されている。
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早めに気がつくことがポイントとなるため、不正利用対策は「利用通知があるカードを使う」「利用明細を必ずチェックする」「使わないカードは解約する」の3点で考えよう。
■利用通知があるカードを使う
最近は「利用した」と言う通知がアプリやメールで送られるカードがある。
使っていないのに使ったという通知が来れば、不正利用の可能性が高く、通知内容を確認して、使っていないと思われる場合はすぐにカード会社に問い合わせよう。
■利用明細を必ずチェックする
利用通知があるカードを使っていたとしても、利用方法に酔っては通知されない場合もある。
例えば、継続課金などの場合、使ったタイミングでないのに通知が来るため、不正利用と勘違いしてしまうだろう。そのため、継続課金や固定費などの支払いは通知の対象外にしているカードも多い。
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従って、不正利用対策としては、必ず利用明細を確認するようにしよう。
最近はアプリをインストールし、一度ログインしておくと、生体認証などでログインID・パスワードなどを入力せずに利用明細を確認することも可能だ。
「速報値」などを確認すると、過去数日以内に使った利用明細も確認できる。
■使わないカードは解約する
使っていないカードはハサミを入れるのではなく、必ず解約するようにしよう。
ハサミを入れて物理カードが使えなくなったとしても、カード自体は生きているためオンラインでは利用できてしまう。クレジットマスターでカード番号などを特定されてしまえば、オンラインでカードは利用されることになる。
使っていないカードや使う予定のないカードは、確実に解約する事。
2023年の不正利用被害額はまだ半年分しか集計されていないが、半年分で比較すると、2022年よりも増えている。おそらく、2023年の不正利用額は過去最高額となるだろう。
2022年 | 2023年 | |
1月~3月 | 100.1億円 | 121.4億円 |
4月~6月 | 106.2億円 | 141.0億円 |
不正利用の被害にあわないようにするにはクレカなどを持たない以外方法はない。
被害に早く気がつけば消費者としては安心して利用することができる。クレカを使わないことは難しく、安心・安全に利用するには、上記の対策を徹底するようにしてほしい。