三井住友カード ゴールド(NL)は三井住友カード(NL)などからアップグレードできる特典はおトク! 注意点は?

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三井住友カード ゴールド(NL)は三井住友カード(NL)などからアップグレードできる特典はおトク! 注意点は?

年会費が永年無料になるゴールドカードも増えてきており、三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円以上の利用があれば、翌年以降の年会費が永年無料になる。

三井住友カード ゴールド(NL)は「ゴールドカード」のため、空港ラウンジを利用できたり、毎年年間100万円以上の利用で1万ポイントを獲得できたりする。

また、意外と大きいのが、SBI証券での違いだ。三井住友カード(NL)の場合はカード積み立てで0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)では1.0%となるため、例えば毎月5万円を積み立てていると、三井住友カード(NL)は毎月250ポイント、年間3,000ポイントの獲得だが、三井住友カード ゴールド(NL)は毎月500ポイント、年間6,000ポイントの獲得となる。

一度でも年会費無料条件をクリアすれば三井住友カード ゴールド(NL)の方がおトクなのだが、「100万円使うかわからない」などで三井住友カード(NL)を選んでいた人も多いはずだ。

そんな中開始したのが、三井住友カードの対象一般カードを年間100万円以上利用すると、ゴールドカードに年会費永年無料で切り替えられるサービスだ。

三井住友カード、三井住友カード(NL)などの一般カードを100万円以上利用すると三井住友カード ゴールド(NL)に年会費永年無料で切り替えできるサービスを開始
三井住友カード、三井住友カード(NL)などの一般カードを100万円以上利用すると三井住友カード ゴールド(NL)に年会費永年無料で切り替えできるサービスを開始

三井住友カードは、2023年10月より、三井住友カード(NL)などの一般ランクカードを年間100万円以上利用すると、三井住友カード ゴールド(NL)に年会費永年無料で切り替える事ができるサービスを開始 ...

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このサービスを利用すれば、とりあえず三井住友カード(NL)を申し込み、年会費無料で利用する。決済が増えそうな時に、100万円の利用を目指し、三井住友カード ゴールド(NL)を目指す。対象者には三井住友カード ゴールド(NL)または三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドの案内メールが条件達成月から2か月以内に送られ、以降は年会費永年無料のゴールドカードを利用できる。

ただし、注意点がいくつかある。

1つ目は、100万円の集計対象外の利用金額があること。以下の利用金額は100万円のカウントには入らない。

  • 年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)
  • 三井住友カードつみたて投資(SBI証券)
  • キャッシングリボ
  • 海外キャッシュサービス
  • その他ローンの返済金
  • リボ払い・分割払い手数料
  • 交通系およびその他一部の電子マネーへのチャージ
  • モバイルSuicaの定期券・特急券・グリーン券の購入
  • モバイルICOCAの定期券購入、ANA Payへのチャージ利用分
  • 三井住友カード発行プリペイドカードへのチャージ
  • スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ
  • 国民年金保険料
  • 提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料

2つ目はOliveフレキシブルペイは対象外になる点。Oliveフレキシブルペイの一般カードを申し込み、100万円利用したとしてもOliveフレキシブルペイ ゴールドの案内はない。2024年2月29日(木)までは、三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円以上利用している場合、Oliveフレキシブルペイ ゴールドは年会費永年無料で入会できるキャンペーンも実施中だが、これには間に合わない。

その他、三井住友銀行と書かれたカード(キャッシュカード機能付)や三越カードから切り替えたカードも対象外だ。

3つ目はゴールドカードの切り替え時にはカード番号や有効期限が変わる事。100万円を達成するために電気・ガス・水道料金や携帯電話料金、サブスク料金などをクレジットカード払いにしていた場合は、全て新しいゴールドカードの番号に切り替える必要がある。

筆者の場合、三井住友カード(NL)と三井住友カード ゴールド(NL)を持っているが、三井住友カード(NL)を100万円使った場合、もう一枚の三井住友カード ゴールド(NL)を持てるのだろうか。

国際ブランドが異なればそれぞれ1種類ずつ持てるとのこと。筆者の三井住友カード(NL)はMastercardブランドで、三井住友カード ゴールド(NL)はVisaブランドのため、三井住友カード(NL)のMastercardブランドを100万円利用すると、三井住友カード ゴールド(NL)のMastercardブランドとして保有する事は可能となる。

逆に、三井住友カード(NL)がVisaブランドの場合は、二枚目の三井住友カード ゴールド(NL)を持つことはできない。

ただし、三井住友カード(NL)のVisaブランドと、三井住友カード ビジネスオーナーズVisaでそれぞれ条件を達成した場合は、両方ゴールドカードに切り替える事ができる。

注意点をおさえておけば、年間100万円を使うかわからないと言う場合でも、とりあえず三井住友カード(NL)を申し込めば年会費無料のゴールドカードを手に入れられる可能性があるため、三井住友カード(NL)か三井住友カード ゴールド(NL)かで悩む必要がなくなった。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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