プレゼント企画でAmazonギフトカードは使われるが楽天ギフトカードが使われない理由

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プレゼント企画でAmazonギフトカードは使われるが楽天ギフトカードが使われない理由

「Amazonギフトカードが抽選で○名に当たります」といったオンラインのキャンペーンをよくみかける。Twitter連動などでフォロー&リツイートのキャンペーンなども増えており、賞品としてAmazonギフトカードが使われることは多い。

しかし、「楽天ギフトカードが抽選で○名に当たります」といったキャンペーンはほぼ見かけない。現在実施されている楽天カードのキャンペーンで当たるのは「楽天ポイントギフトコード」となり、オンラインで簡単に購入できず、申し込み後から6~10営業日での納品となかなか時間がかかるため、簡単に利用できるものではない。

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Amazonギフトカードと楽天ギフトカードは同じオンラインモールで使えるギフトカードだが、Amazonは使われ、楽天が使われない理由は、オンラインで送る・受け取ることができるかどうかだろう。

Amazonギフトカードはオンラインで購入し、コードを送ればOKだ。もちろん、コンビニでPOSAカードとしても発売されているため、お祭りなどのオフラインイベントでも「抽選で○名に当たります」で使う事もできる。

一方、楽天ギフトカードの販売はコンビニ、ドラッグストア、家電量販店などのオフライン販売のみ。オンラインでのキャンペーンの場合は、オフラインで購入し、全てのコードを控えて、それぞれのコードをメールで送ることになる。非常に手間がかかるだろう。

最近、AmazonはAmazonギフトカードに力を入れている。Amazon PayでAmazonギフトカードを利用すると、プライム会員は1%、それ以外は0.5%還元となり、登録済みのクレジットカードで利用するよりもおトクだ。

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おトクなAmazonギフトカードを購入させておけば、その金額はほぼオンラインショッピングで確実に使ってもらえる。

楽天ギフトカードも簡単に送る機能を作ればキャンペーンなどでもっと使ってもらえるはずだ。楽天キャッシュの残高が増えれば、それを楽天関連のサービスで使ってもらう事ができる事になる。

Amazonギフトカードはチャージすると「ギフトカード残高」となるが、楽天ギフトカードはチャージすると「楽天キャッシュ」となり、この名称の違いも難易度を高めている。楽天は電子マネーの名称を統一した方がよりキャッシュレスサービスを利用してもらえるのではないだろうか。

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菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 約110枚のクレジットカードを保有し、150万円以上の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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