先日、あるクレジットカード会社から『自転車保険加入「義務化」の動きが加速している』とのメールを受け取った。
2015年10月には兵庫県、2016年7月には大阪府、2018年4月に予定されているのが京都府となっている。
保険プランを見ると本人型の場合は3,750円となるが、家族全員が対象となる家族型が年間7,230円。"安い"か"高い"かと考えた場合、正直"高い"と感じた金額だ。
自転車保険でなくてもOK
「自転車保険」で検索すると、年間7,000円前後と言うのは平均的だ。ただし、色々検索していると、いわゆる自転車保険ではなく「個人賠償責任保険」で自転車での事故も対応できることがわかった。
同じカード会社の保険でも、「自転車保険」と「個人賠償責任保険」では掛け金が異なり、「個人賠償責任保険」の方が安くなる場合が多い。
個人賠償責任保険に入院保険等を上乗せしているものを「自転車保険」や「自転車コース」として販売しているようで、どんどん削っていくと、掛け金が安くなるというわけだ。
自分のケガや入院よりも、賠償責任だけで十分と考えているため、賠償責任が1億円程度となる保険を調べることにした。
家族型で年間3,000円前後で自転車保険を付けられる
JCBカード、セゾンカード、NICOSカード、イオンカード、三井住友カード、エポスカードで個人賠償責任保険を調べると以下のようになる。
JCBカード | セゾンカード | NICOSカード | イオンカード | 三井住友カード | エポスカード | |
保険名称 | JCBトッピング保険 自転車プラン(基本) | Super Value Plus ご迷惑安心プラン[U] | ハンディー保険 日常生活賠償プラン | ネットでかんたん保険 日常生活賠償プラン | ポケット保険 自由設計コース | エポラク傷害保険 自由設計コース |
保険会社 | 損害保険ジャパン日本興亜 | セゾン自動車火災保険 | 損害保険ジャパン日本興亜 | 損害保険ジャパン日本興亜 | 三井住友海上火災保険 | 三井住友海上火災保険 |
月額 | 280円 | 300円 | 150円 | 260円 | 250円 | 250円 |
示談交渉 | ○ | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ |
弁護士相談 | ─ | ○ | ─ | ─ | ─ | ─ |
個人賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
死亡・後遺障害 | 100万円 | ─ | 100万円 | 400万円 | ─ | ─ |
入院保険金日額 | 1,000円 | ─ | ─ | ─ | 500円 | 500円 |
入院中に受けられた手術 | 1万円 | ─ | ─ | ─ | ─ | ─ |
外来で受けられた手術 | 5,000円 | ─ | ─ | ─ | ─ | ─ |
特にNICOSカードの月額150円は安いだけでなく、死亡・後遺障害でも100万円の補償だ。ただし、MUFGカードやDCカードではハンディー保険に加入できないので注意しよう。
バランスが良いのはJCBトッピング保険だろう。死亡・後遺障害に加え、手術や入院での補償もある。
ほとんどの保険は示談交渉サービスもあり、家族型でも月額は150円?300円程度。「自転車保険」で検索するより安くなるため、上記のようなクレジットカードを保有している場合は、検討してみてはいかがだろうか。