筆者は以前からUber Eats等の宅配サービスを利用してきたが、最近はさらに頻度が上がっている。中でもUber Eatsは動きが早く、様々な取り組みを行っている。
まず、Uber Eatsでは2020年3月より「置き配」が開始。アプリでの注文時に置く場所を指定すると、その場所に置いて配達完了という仕組みだ。例えば、「インターホンの下に置いてください」と指定すると、到着後に通知があり、指定した場所に商品が置かれている。
この置き配では、注文から配達まで、ドライバーと会う事なく受け取ることができるため、できるだけ人との接触を避けたいと言う場合に便利なサービスとなる。もちろん、置き配を希望しなければ普通に配達してくれる。
続いて、レストランの支援の開始だ。注文時にレストランへの支援に関するメニューが表示されるため、「このレストランを支援する」にチェックを入れとレストランに寄付することができるサービスも4月には開始していた。
レストランへの支援だけでなく、ドライバーへの支援もできないのかと思ったのだが、その後のアップデートでドライバーへの支援も開始となった。元々、海外ではUberを利用するとチップを送る画面が出るが、日本のUberではチップの画面は出てこなかった。このチップの機能を利用した支援策だろう。
Uber Eatsでの注文時にチップの金額を入力し、料理やドライバーの評価時にドライバーへのチップを再度入力することで支援することが可能だ。
配達完了後に評価を送ると、海外でドライバーに払うチップの画面と同じようなメールが届いた事からも、海外でのチップ機能を日本にも追加したと言うことだろう。
領収書には「レストランへの支援」と「チップ」がそれぞれ表示される。
外出自粛の影響で、今までUber Eatsに登録していなかったようなレストランも登録しており、厳しい状態だという事がよくわかる。
なお、上記の場合は6,229円の支払いに加え、レストラン支援として100円、ドライバー支援(チップ)として100円の合計6,429円支払っている。1回毎にポイントが貯まるようなクレジットカードの場合は、チップを171円にして、合計6,400円にする事で、無駄なくポイントを獲得することができると思うかもしれないが、この方法はNGだ。
海外でのUberでも同じだが、チップだけは別レコードとなる。
従って、チップを171円払ったとしても、端数を調整することはできないので、あまり考えずに気持ち分の金額を入力するのが良さそうだ。