クレジットカード特集 コラム

LINE Pay VisaクレジットカードはANAマイラー最強? 消費増税後にポイント還元はある?

LINE Pay Visaクレジットカードが2019年8月に先行予約を開始する。

LINE Pay VisaクレジットカードはVisaブランドのクレジットカードとなり、初年度の年会費は無料、2年目以降は前年1回でもショッピング利用があれば無料となる。ショッピング利用がない場合は1,250円(税抜)だ。

Visaのタッチ決済も搭載されるため、ローソンやマクドナルドなどではカードリーダーに載せるだけで決済できる。海外の地下鉄などでもコンタクトレス決済に対応している地域も増えており、2019年のラグビーワールドカップや東京2020オリンピックなどでも海外からの利用者が使うと、国内でも普及するのではないだろうか。

還元率はなんと初年度3%となるが、2年目以降の還元率については発表がない。LINEのポイントと言えばLINEポイントがあり、LINE Pay残高にチャージできるだけでなく、他社ポイントに交換することも可能だ。特にメトロポイントへの交換ができるため、ソラチカカード保有者の場合は、LINEポイント⇒メトロポイント⇒ANAと言う交換ルートを辿ることで、ANAマイルを効率よく貯めることが可能だ。

3,000 LINEポイントが2,700メトロポイント、2,700メトロポイントは2,430マイルとなる。マイカラーがグリーンの場合は15万円の利用で3,000 LINEポイントが貯まるため、マイルの還元率は1.62%だ。

LINE Pay、インセンティブプログラム「マイカラー」制度の条件を緩和 決済金額のみでの判定に

LINE Payは、2018年10月1日(月)より、インセンティブプログラム「マイカラー」制度の条件を緩和し、決済金額のみでカラー判定されるように変更すると発表した。 マイカラーは、前月の利用状況によ ...

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しかし、ニュースリリースで気になるのが「ポイント」の表記だ。「ポイント還元率」が3%と記載があるが、何のポイントが付与されるかは書かれていない。LINEポイントが付与されるのであれば「LINEポイント」と表記があるはずだ。

2019年8月1日(木)より、LINE Payのマイカラーで獲得できるポイントはLINE Payボーナスへと切り替わることを考えると、3%のLINEポイントというよりはLINE Payボーナスの可能性が高いのではないだろうか。

LINE Payのインセンティブプログラム「マイカラー」のポイントが「LINE Payボーナス」に

LINE Payは、2019年8月1日(木)より、LINE Payのインセンティブプログラムであるマイカラーで貯まるポイントが、LINEポイントからLINE Payボーナスに変更すると発表した。 マイ ...

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こちらをLINE Payに確認したところ、「インセンティブの形式については協議中」とのことだ。

また、8月に発行という点で気になったのが、10月以降の消費増税時にLINE Pay Visaクレジットカードを利用したときに中小小売企業で5%還元、フランチャイズ店で2%還元となる「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象となるかどうかだ。8月に先行予約で、実際の発行はそれよりも遅くなるだろう。10月にギリギリ発行されたとしても、LINE Pay Visaクレジットカードで決済して、5%や2%の還元がないのであれば、10月以降に利用するメリットがない。

こちらもLINE Payに確認したところ、「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象となるとのこと。従って、10月以降にLINE Pay Visaクレジットカードを利用しても、5%や2%のポイント還元を受けることができる。

コード決済の20%還元などは非常に激しい争いとなっているが、やはりコード決済では支払えないものも多い。LINE Pay Visaクレジットカードは消費増税後の1年間は確実におさえておいた方が良いクレジットカードだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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