JALユーザーはここ数か月ホームページやメールでお知らせを見聞きしていたのではないだろうか。2017年11月16日（木）に制度・システムの大幅変更があった。
制度変更により国内線特典航空券の当日前倒し利用が出来なくなり、不便になると認識していたが、システム変更によるメリットも享受できた。
今回は新システムを利用し、その後電話問い合わせも含めて判明した内容を紹介する。これから利用する際の参考になればと思う。
提携社特典航空券のweb申し込み対象拡大
2017年11月16日（木）までweb申し込みが可能な提携航空会社はアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空/キャセイドラゴン航空、カンタス航空、エールフランス航空のみであった。今回のシステム変更によって、フィンエアー、イベリア航空、カタール航空、S7航空、スリランカ航空、バンコクエアウェイズもwebからの空席照会、申し込みができるようになった。
筆者はフィンエアー利用希望であったので今回のシステム刷新によりweb対応となったので早速システムを利用した。
何度も表示されるエラーメッセージ画面
予約メニューから空港会社を選択し、希望する日程を選択し、検索ボタンを押すと下記メッセージ画面が現れ、JALのトップページに戻らなければならなくなった。
以下をご確認ください。
2 エラー:
エラー： ご指定の項目にあう出発便が見つかりませんでした。選択を変更するか、もう一度やりなおしてください。
エラー： ご指定の条件では検索できませんでした。 外部サイトへのリンクJAL TOPより再度ご検索ください。
トップページへのリンクをクリックすると言語を選択する画面に遷移し、日本語を選択しやっとトップページに遷移した。そこから日程や出発地を４・５回変えてもエラーになるため、諦めて予約窓口に電話をかけた。
システム刷新直後で込み合う予約電話
国際線予約電話をかけてみたところ、電話がつながらない、またはつながってからもシステム変更により大変込み合っているというアナウンスが繰り返される。日曜日の夕方、電話開始から10分ほど待ってオペレーターにつながった。
筆者はJALグローバルクラブ専用回線にかけてもつながらず、更に利用者が限られるJMBサファイア回線を利用してようやく会話ができた。通常会員と別に用意された回線でこの混み具合のため、電話をかける場合は会話を含め30分から1時間は余裕を持ちたい。
同一発着地では空席が無いとのことで、予約可能な旅程を確認してもらった。ヨーロッパ内の乗り継ぎも特典航空券で申し込み可能ということを確認頂いたので電話を終え、再びwebサイトに戻り、片道に設定し、1区間ずつ検索をかけ4フライトの時間を微調整し、予約を行った。
電話予約の際に必要だった2,000円（税抜）の発券手数料がかからなくなったのは良かったが、10数回エラーページ→言語選択→トップ→マイレージ→提携社特典航空券→JMB提携航空会社特典航空券→検索という画面遷移を繰り返すこととなった。システムが新しくなってこの操作性か、と残念に感じた。
せめて、エラーページに空席が無いということがわかるような表記、また、トップに加えてせめてJALマイレージクラブのトップ画面に遷移できる選択肢を増やして欲しい。
システム利用、電話利用ともに当面は余裕をもって
オペレーターとの電話でわかったのは、オペレーター側も新システムにまだ慣れておらず、それも時間のかかっている要因の一つであるということだった。
当面はシステムのみでも10分以上、電話利用の場合は1時間単位の余裕を持って予約を行って欲しい。