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約15万円で行くファーストクラス世界一周の旅 JALとマイレージプラスの特典航空券をフル活用(後編)

約15万円で行くファーストクラス世界一周の旅 JALとマイレージプラスの特典航空券をフル活用(後編)

前回のあらすじ。JALマイルを利用して成田—ドバイ−フランクフルトをエミレーツ航空A380ファーストクラスで乗り継いで来た。その後、フランクフルト−バルセロナ間は距離が短いためエコノミークラス移動でマイルを使わず通常購入。バルセロナではマイル活用術を教えた高校時代の恩師(マイレージ利用ファーストクラスでヨーロッパ旅行中)と合流。その後電車で食の都サン・セバスチャンまで来た。

区間 航空券 航空会社 搭乗クラス 費用
第1区間 成田-ドバイ JAL特典航空券 エミレーツ航空 ファーストクラス 約8,100円
第2区間 ドバイ-フランクフルト JAL特典航空券 エミレーツ航空 ファーストクラス
第3区間 フランクフルト-バルセロナ 航空券購入 ルフトハンザ航空 エコノミークラス 約19,000円
第4区間 ビオバオ-フランクフルト ユナイテッド航空特典航空券 ルフトハンザ航空 ビジネスクラス 約8,800円
第5区間 フランクフルト-ニューヨーク ユナイテッド航空特典航空券 ルフトハンザ航空 ファーストクラス
第6区間 ニューヨーク-羽田 JAL特典航空券 JAL ファーストクラス 約7,700円

物価が上がり続けるニューヨーク

約1年ぶりのニューヨーク。今回は民泊サイトAirbnbを利用してマンハッタンのチャイナタウン地区にある現地に住む若者のアパートの一室を借りた。ニューヨークは3回目だが、来る度に物価が上がっていると感じる。セブン-イレブンで500mlのペットボトルのコーラを買おうとしたら約2.4米ドル(約270 円)あまりの「富士山」価格に1米ドル(約110円)の水を買った。

ニュヨーク市では2018年末までに段階的に時給を15米ドル(約1650円)まで上げることが法律で決っている。

最低賃金の上昇に合わせて、今後もニューヨークの物価はあがり続けるだろう。

それぞれの区間の感想:ニューヨーク-羽田

いよいよ、マイレージ利用のファーストクラスで世界一周も最終区間。最後はJALのファーストクラスで帰国することにした。ニューヨークには大きく3つ空港がある。日本からの便が多く飛来するJFK国際空港、ニューアークリバティ空港、ラガーディア空港。JALはJFK国際空港に就航している。

JALはJFKに独自のラウンジを持っていない。エールフランス航空のラウンジを共同で利用することになる。このエールフランス航空のラウンジ、他にもエールフランス航空が所属しているスカイチームの他社便の乗客も利用できる。おまけにプライオリティパスを持ってる人まで利用可能だ。言ってみれば誰でも入れるラウンジだ。

筆者がこれまで利用してきた、ファーストクラス搭乗前のラウンジとしては設備、食事、飲み物どれも最低レベル。マイレージでは無く、正規料金で利用をしたらがっかりという感じだ。やはりファーストクラスを利用するなら、その航空会社が本拠地としている都市から飛ぶことがファーストクラスサービスをフルに楽しむコツだ。JALなら東京。エールフランスならパリから飛んだ方がよい。

機内に入る。シートの配列は1-2-1が2列で合計8席。ファーストクラスとしては標準的な配列。設備に関しても他社のファーストクラスと比較して特筆すべきところは無い。というより、JALは最近ビジネスクラス、エコノミークラスの設備更新に力を入れているがファーストクラスは長い間設備が同じまま。長年の使用による設備のほころびも見られた。ではJALのファーストクラスは乗る価値がないかと言われればそうではない。

ここでは明らかに世界のファーストクラスの中でもJALだけというサービスを二つほど紹介したい。

幻のシャンパン「サロン」が飲める。ファーストクラス、ビジネスクラスのドリンクサービスの基本といえばシャンパン。居酒屋に入って「とりあえずビール」がファーストクラスになると「とりあえずシャンパン」になる。これはお酒の飲める飲めない、搭乗時間が何時かにもよるということは一言付け加えておく。

平均的なファーストクラスでは1本あたり市販価格7000円前後のシャンパンが振舞われる。少しレベルが上がると1本1.5万円前後のドン・ペリ(エミレーツ航空等)やクリュッグ(ANA等)が出される。これでもファーストクラス内で出されるお酒としてはかなり高級な部類入る。そしてJALではサロンという市販価格1本5万円前後の幻のシャンパンと言われる銘柄が提供される。勿論、全てファーストクラスの代金に含まれているので、乗客が何かを飲む度に料金がチャージされるわけではない。

さっそくJALのファーストクラスで特徴的なサロンを頼んでみた。そのお味は、、、うーん、先程地上ラウンジで経験した残念シャンパンと味が変わらない。ラベルやビンを入れ替えて乗客を試しているのではないか? というほど香りがしない。筆者も「本物」のシャンパンはビジネスクラスやファーストクラスに搭乗する時のラウンジや飛行機内でしか普段は飲まない。しかし高級、有名と言われる銘柄は、好きか嫌いかは別として、飲んだ時の鼻から抜ける香りに特徴がある。しかし、今回の幻のシャンパンと言われるサロンでは一切それが感じなかった。

確かに、飛行機に乗った時では気圧が地上とは異なり、人間の味覚も変化する。しかし、他の銘柄も飛行機内で飲んでいるので条件は似ているはずだ。正確には飛行機は最新機種ほど湿度と気圧を地上に近づけて設定できる場合が多い。幻のシャンパン体験の感想は「これが幻?」といったところだ。地上で飲んだ時は別の感想になるかもしれない。

JALだけのサービスその2。幻の焼酎「森伊蔵」が定価で買える。実はこのサービスはファーストクラス特有のものではなく、JALの特定路線のビジネスクラス及び、ファーストクラスで森伊蔵の720ml瓶が一人1本まで買えるというサービスだ。この森伊蔵という焼酎は定価が3,000円ほどであるが、あまりの人気のため普通に店頭、通販で買うことが出来ない。そのため定価3,000円程の焼酎がネットでは10,000円程度で取引されている。

筆者がいつもお世話になっている先輩は、毎月電話抽選に応募をして、1年に1度買えるかどうかという状況らしい。今回はその先輩用に購入をした。

JALの機内サービス、キーワードは「察する」。

これはJALに限らず、同じ日系のANAにも通ずるのだが、日系のエアラインはこちらが要望する前に、客のリクエストを読み取ろうとする。特にファーストクラスは全て埋まらない8座席に対してCAさんが3人程度も配置される。このCAさんたちの「お客様に何かをしてあげたい、お客さまは今何を考えているのだろうか?」という思いがANA、JAL共に感じられる。

時にその思いは「監視されている、じっと見られている」と感じることもある。実はわたしはCAさんはボタンを押した時だけ来てくれればいい派なので、海外エアラインのあっさりした接客の方が好みなのだ。

今回はマイレージ利用で飛んだため航空機関連でかかった費用は4万円程(燃油サーチャージ、保安検査料、空港使用料等)、その他移動や宿泊も格安の民泊やビジネスホテルを利用しているので11万円。合計15万円程で10日間ファーストクラス世界一周が出来た。マイレージ収集を趣味としていなかった場合この路線をまともに正規料金で購入すると約450万円程度もかかる。そんな旅だ。

筆者も初めて~2回目くらいまでのファーストクラス体験は、何もかも初めてで珍しかった。だが人間の慣れとは恐ろしいものである。今回の世界一周ファーストクラス4路線を含めると筆者のファーストクラス体験は11まで増えた。
ここまで来ると冷静にファーストクラス体験を分析し、手厳しい感想も持つようになる。今回の旅行記はそんな筆者ならではの感想と思っていただきたい。

初めてファーストクラスに乗る人にはどの路線も感動にあふれる体験になるはずだ。

ポイント&マイレージの仕組みがなかったら一生筆者はエコノミークラスで移動をしていたであろう。マイルの仕組みとインターネットの情報。この組み合わせで筆者は自由にファーストクラスで世界中を飛び回れるようになった。

実際、あと地球3周分ファーストクラスで回れるマイレージが手元に残っている。マイレージをたくさん持っていることと、実際にファーストクラスに自由に乗れる事は別問題だ。

依然としてマイレージ利用のファーストクラス座席の予約は難しい状況ではあるが、ぜひとも皆様にもチャレンジしていただきたい。

About The Author

ファーストクラス陸マイラー

アメックスのポイント10万ポイントが当たり初めてファーストクラスに乗る。 以来、格安のコストでファーストクラスに乗ることに目覚める。基本的にポイントの使いみちはマイレージに交換して、国際線ファーストクラス利用。これまでファーストクラスはANA 3回、エティハド航空 2回、ルフトハンザ航空 1回利用。ビジネスクラスはANA 2回、エティハド航空 2回、スカンジナビア航空 1回利用。 現在はJALマイルも貯めて、ワンワールド系のファーストクラス飛行も計画中。

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