クレジットカード特集 コラム プリペイドカード

これが「Kyash(キャッシュ)」だ チャージせずに利用できるプリペイドカードが誕生!

2017年4月5日(水)に新しい個人間送金サービス「Kyash(キャッシュ)」が開始した。個人間送金をクレジットカード決済も可能となる。

スマートフォンにアプリをインストールし、名前とメールアドレス、パスワードを入力するとVisaのカード番号が即時発行される。この辺りはバンドルカードと似ているだろう。

クレジットカードを登録しよう プリペイドカードやデビットカードは利用できる?

このKyashカードについては、プリペイドカードとなるがチャージは不要だ。クレジットカードを登録するとすぐにKyashカードの利用が可能となる。ちなみに、クレジットカードで登録可能な国際ブランドはVisaかMastercardのみだ。JCBカードを登録しようとしたところ、カード番号が赤で表示されて対象外ということがわかる。

また、クレジットカードがない場合はデビットカードでも利用が可能だがプリペイドカードは原則不可。ただし、Vプリカだけは利用することが可能。

実際に、Vプリカを利用すると正常に登録が完了したが、その他のプリペイドカードを登録してみたがエラーとなる。

残高0円でも利用可能

とりあえずANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードとラグジュアリーカードを登録してみた。この時点で残高は0円だ。

この状態でAmazonギフト券のチャージタイプを購入してみよう。15円のAmazonギフト券(チャージタイプ)を購入すると、ホーム画面に「AMAZON CO JP」の表示があり、「-¥15」と出てくる。

ただし、Amazonギフト券のチャージタイプをプリペイドカードなどで残高がないカードで購入すると、購入後に「お支払拒否」となりAmazonアカウントに登録されないこともある。

Amazon.co.jpのアカウント画面を確認すると、正常に登録(ステータスが適応済み)されていることを確認できた。

これは、Kyashカードに残高がない場合は、登録しているクレジットカードから決済されるということだ。チャージセずにすぐに利用できるというのがKyash最大のメリットといえる。

送金・請求してみよう

飲み会などで、幹事がKyashを使っていたとする。Kyashで幹事に送金する場合は、アプリの「+」ボタンをタップする。「送金」を選択すると、ユーザーの選択画面が表示される。相手がKyashを使っている場合はIDで検索したり、アカウントで「周辺を探す」をオンにしていると、近くにいるユーザーを選択することが可能だ。また、Kyashを使っていない場合は、MessangerやLINE、Twitter、メールで送ることもできる。

全て入力したら、「確認する」ボタンをタップする。下にある「スライドで送金」を上に引き上げると送金が完了する。もちろん、「Kyash残高」が0円でも送金することが可能だ。

請求のやり方も同じとなる。自分が幹事の場合は相手に請求することで、集金することが可能だ。相手が支払った場合には、Kyash残高がはじめて0円ではなくなる。

この、Kyash残高がある場合は、Kyash残高から消費されるイメージだ。イメージ的にはポイントと同じだろう。例えば、楽天スーパーポイントを保有している場合、購入時に楽天スーパーポイントを全額使用したとする。足りない場合は、クレジットカードで差額を支払うことで購入できるが、Kyash残高も同じようなイメージとなる。

利用可能額は?

Kyashの利用可能額は2パターンある。1つはKyashアカウント、もう一つがKyashカードだ。KyashアカウントとはKyash残高となり、Kyashカードは表示されているVisaカードとなる。

Kyashアカウント(Kyash残高) Kyashカード
1回あたりの支払い上限 30万円以下 3万円以下
1回あたりの送金限度額 10万円

Kyashカードの3万円と言うのは若干少ない気がするが、アカウント認証が不要という事を考えると仕方がないのかもしれない。

セキュリティは?

セキュリティについては、「カード」をタップし、カード下にある鍵マークをスライドすることで、そのカードを一時的に利用できなくすることも可能だ。

この状態で、Kyashカードで購入などをしようとしても支払いエラーとなる。

また、ロック解除などには暗証番号の入力が必要となるが、「アカウント」から「セキュリティ」を選択するとiPhoneのTouch IDを利用することも可能だ。設定しておくと、いちいち暗証番号の入力をする必要がないので、Kyashの登録後は設定しておこう。


Kyashは非常に面白い仕組みとなるが、残念な所は以下の4点だろう。

  • iOS版のみでAndroid OSは対応していない
  • 登録可能なクレジットカードがVisa、Mastercardブランドのみ
  • 物理カードの発行がない
  • 決済はKyash経由となる

JCBやDiners Club、American Expressなどが登録できるようになり、物理カードが発行されると、Kyashカードを経由することで、Visa加盟店で全てのカードが利用できるようになる。

また、決済毎に物理的なカードを変更すること無く、アプリで決済カードを切り替えることもできるようになる。ただし、Kyashカードでの決済はKyash経由となるため、カード決済で優待(ポイントアップや割引)があるお店では、優待の利用はできない。もし、Kyashカード決済でも優待を利用できるようになると、メインカードという考え方がなくなる最強のカードとなるだろう。

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菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 約110枚のクレジットカードを保有し、150万円以上の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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