2014年10月に登場した楽天の共通ポイントカード「Rポイントカード」だが、1年後には「楽天ポイントカード」に名称が変更された。
Rポイントカード開始時には、「1つの楽天会員IDに対して3枚までポイントカードの紐付けが可能」「期間限定ポイントをRポイントカードで消費することが可能」という、Tカード、Pontaカードになかった機能が用意された。
ただし、TポイントやPontaポイントは1ポイント単位で利用できたが、Rポイントカードは楽天スーパーポイントの制限で、サークルKサンクスなどでも50ポイント以上からしか利用できないという制限もあったのだ。
このRポイントカード(新名称:楽天ポイントカード)の機能が少しずつ変化しているので紹介したい。
楽天会員IDに紐付けられる楽天ポイントカードは15枚に
特にお知らせなどでも表示がなく、2015年12月?2016年1月中旬頃までの間に変更されたと思われるが、楽天会員IDに対して紐付けられる楽天ポイントカードの枚数が3枚から15枚に大幅にアップしている。
1人で複数枚の楽天ポイントカードを保有するメリットとしては、1枚は車の中、1枚はバッグの中、1枚は会社の引出しの中、など分散して保管できることだ。さらに、登録上限が15枚になったことで、既に3枚登録している時に、ポイントカードを忘れて加盟店に行った場合でも、加盟店で楽天ポイントカードをもらい、後日楽天会員IDに登録することでポイントを統合することができ、確実にポイントを貯めることができるようになった。
なお、楽天ポイントカードには「一時停止」機能が用意され、一時停止中はポイントを貯められるが使えないという仕組みになるため、会社の机の中等に入れておく楽天ポイントカードは一時停止しておくと良いだろう。
楽天ポイントカードの場合は1ポイント以上、1ポイント単位で利用可能に
開始当初は楽天ポイントカードで支払えるのは50ポイント以上、1ポイント単位となっていた。これは、楽天スーパーポイントの制限であり、従来の楽天スーパーポイントの利用制限は以下のようになっていた。
利用制限 | ポイント数 |
ポイントの利用単位 | 50ポイント以上(楽天トラベルのみ100ポイント以上)、1ポイント単位 |
1回の購入時に利用できるポイント | 最高3万ポイント |
1ヶ月に利用できるポイント | 最高10万ポイント(ダイヤモンドランクのみ50万ポイント) |
しかし、2015年8月より、楽天ポイントカードでは1ポイント以上、1ポイント単位での利用が可能となっている。これは、楽天市場、楽天ブックス、楽天マート、楽天ダウンロード、楽天海外通販でも同じように変更されている。
楽天ポイントカードの場合は1回の決済で5,000ポイントまでの利用に
上記制限に加えて、楽天ポイントカードのみの制限として、1回のポイントの利用ポイント数が見直されている。従来は1回3万ポイントまで利用できたが、2016年4月14日より1回に利用できるポイント数が5,000ポイントと大きく下がっているので注意が必要だ。
2016年6月時点での楽天スーパーポイントの利用制限は以下のようになっている。
利用サービス | 利用制限 | ポイント数 |
ポイントの利用単位 | 楽天市場(通常購入)、楽天ブックス(kobo含む)、楽天マート、楽天ダウンロード、楽天海外通販、楽天ポイントカード | 1ポイント以上、1ポイント単位 |
楽天トラベル、楽天GORA | 100ポイント以上、1ポイント単位 | |
上記以外のポイント利用可能サービス | 50ポイント以上、1ポイント単位 | |
1回の購入時に利用できるポイント | 楽天ポイントカード | 最高5,000ポイント |
上記以外のポイント利用可能サービス | 最高3万ポイント | |
1ヶ月に利用できるポイント | 最高10万ポイント(ダイヤモンドランクのみ50万ポイント) |
上記を見てわかるように、楽天ポイントカードは、今後も細かなサービス変更が予想される。定期的な情報収集が必要だろう。