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「貯まりやすいポイント」よりも重要な事は「○○なポイント」

「貯まりやすいポイント」よりも重要な事は「○○なポイント」

2014年4月、消費税が5%から8%に上がった。この3%分を取り戻すために、節約やポイントが注目を浴びている。筆者は増税前後にこの3%分を取り戻すためにはどうすれば良いのかと言う取材を何度も受けた。3%分を取り戻すことを考えると、当然貯めやすいポイントは何か、と言う切り口で取材を受けることになる。

ポイントを何も考えていなかった人が3%分を取り戻そうとするとテクニックを使えばある程度は取り戻すことができるだろう。例えば、イトーヨーカドーでの買い物の場合、まずはリクルートカードプラスでnanacoにチャージする。この時に2%分のリクルートポイントを獲得することが可能だ。次にnanacoで購入すると1%分のnanacoポイントを獲得できる。合計すると3%分のポイントを貯められるわけだ。今まで現金で買っていた人にはいきなり3%を取り戻せる計算となり、セブンカードセブンカード・プラスで買っていた人にとっても1.5%の還元率が3%までアップするため、今までよりも1.5%分多くのポイントを獲得できることになる。

このように理論的には3%分のポイントを獲得することも可能だが、還元率という数字だけを追っていくのはNGだ。

例えば、どの加盟店で使っても還元率10%のクレジットカードがあったとしよう。この10%分還元されたポイントを、特定の健康食品、興味のないフィットネスクラブの利用料金にしか使えなかった場合、このポイントを貯めるべきだろうか? その健康食品を毎日摂っている、毎月フィットネスクラブに通っている、という人には間違いなくおトクなクレジットカードだ。しかし、それらに全く興味が無い人には、10%還元されても使い道がない。結局ポイントを利用しないで失効すると還元率は0%となる。

また、次のドラッグストアA、Bのポイントを考えてみよう。

A.100円につき1ポイント付与。1ポイント=1円の価値がある。1ポイント単位で利用可能。
B.100円につき3ポイント付与。1ポイント=1円の価値がある。1万ポイント単位で利用可能。

Aは還元率が1%。Bは還元率が3%。しかし、1万ポイントまで貯まらなければ使えない還元率3%のポイントと1ポイント単位で使える還元率1%のポイント、どちらを選ぶべきか。有効期限を考えなくて良い場合はBを選ぶのも良いだろう。ただし、ドラッグストアで約34万円使わなければ利用できないポイントはいつ使えるのだろうか? ポイントは保証されるものではないため、B店が突然閉鎖ということもあり得る。

ポイントは使ってはじめて効果を発揮するものだ。そのため、貯まりやすいポインを貯めるよりも、使いやすいポイントを貯めることの方が重要なのだ。ポイントを貯め始める場合は、新かんたんポイント&カード生活でも書いているが、まずポイントを何に使いたいか・何に使えるかを考えて欲しい。その後で、そのポイントを効率良く貯めるにはどうするのか、という順序で考えなければならない。ポイントは貯めることが目的ではなく、使うことが目的ということを忘れないで欲しい。

使い勝手の良いポイントを効率良く貯め、貯めたポイントはどんどん使う。年間1兆円発行されていると言われているポイントが使われれば景気が上向くかもしれない。

About The Author

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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