筆者も保有しているSBIレギュラーカードだが、2015年10月以降はポイントプログラム等で大幅に改悪となっている。
ポイントの貯まり方は変更無しで、ポイント交換レートが大幅に下がっている。従来は、全てのカードで5,000ポイントが5,000円(還元率1.0%)、10,000ポイントが12,000円(還元率1.2%)のキャッシュバックとなっていたため、大幅に下がっていることが分かるだろう。
キャッシュバックレート | |||
SBIレギュラーカード | SBIゴールドカード | SBIプラチナカード | |
3,000ポイント | 1,000円 (0.33%) |
1,500円 (0.50%) |
2,000円 (0.66%) |
5,000ポイント | 2,000円 (0.40%) |
3,000円 (0.60%) |
4,000円 (0.80%) |
10,000ポイント | 5,000円 (0.50%) |
8,000円 (0.80%) |
10,000円 (1.00%) |
この状態であれば、SBIレギュラーカードからは他社カードに乗り換えたほうが良いだろう。しかし、ボーナスポイントについて発表があったので、ボーナスポイントも考慮してみたい。
2015年10月から2016年3月までの6ヶ月間の利用金額に応じてボーナスポイントを獲得できる。
6ヶ月の利用金額 | ボーナスポイント |
25万円以上 | 500ポイント |
50万円以上 | 1,000ポイント |
100万円以上 | 2,500ポイント |
150万円以上 | 7,500ポイント |
200万円以上 | 10,000ポイント |
6ヶ月間で25万円以上となっているため、年間50万円以上利用するとボーナスポイントを獲得できるということだ。それぞれのボーナスポイントを計算すると、以下のようになる。
SBIレギュラーカードは最大0.63%、SBIゴールドカードは最大1.0%、SBIプラチナカードは最大1.25%となり、SBIプラチナカードの場合は従来よりも還元率がアップする場合もある。
ただし、6ヶ月間で150万円利用した時が最大値となるため、年間300万円利用しなければ最大還元率にはならないので注意が必要だ。
SBIレギュラーカードについては、年会費が有料(年間利用額10万円以上で無料)となり、還元率も大幅に下がるため他社カードに乗り換えたほうが良いだろう。
SBIゴールドカードについては、還元率は下がるが、年間30万円以上の利用で、年会費が3,000円(税抜)になるため、従来より2,000円年会費が安くなる。ただし、年会費が2,000円安くなっても、還元率が下がるため、従来の方がおトクとなる。つまり、SBIゴールドカードの場合も他社カードに乗り換えたほうが良さそうだ。
SBIプラチナカードについては年会費が1万円程度安くなる。また、年間300万円程度使っている場合は、還元率も1.25%になるなど、従来よりも条件は良いだろう。ただし、プライオリティ・パスがなくなり、ラウンジ・キー空港ラウンジサービスに変更となり、成田空港の場合はT.E.IかIASSのラウンジとなる。
やはり全体的に改悪になっていると思われるため、SBIレギュラーカードはキャッシュバックのあるP-oneカード<Standard>、SBIゴールドカードは年会費優遇のあるエポスゴールドカード、SBIプラチナカードの場合は、ワールド特典のあるシティ リワード ワールド カードを検討してみてはいかがだろうか。