Tポイントの名称が消滅! 新しいVポイントを効率良くためるには三井住友カードが必須! どのカードが良いの?(菊地崇仁)

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Tポイントの名称が消滅! 新しいVポイントを効率良くためるには三井住友カードが必須! どのカードが良いの?(菊地崇仁)

年間利用額を基準に保有するカードを選ぼう

最後に、三井住友カードの中でもどのカードを選ぶべきかを考えたい。まず、Oliveアカウントを考えると、現時点では3種類のカードからの選択となる。

Oliveフレキシブルペイ Oliveフレキシブルペイ ゴールド Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
年会費 無料 初年度無料
5,500円(税込み)
(年間100万円以上の利用で
翌年度以降無料)
初年度無料
3万3,000円(税込み)

■年間400万円程度の利用+クレカ積立利用の場合

SBI証券でのクレカ積立を除いて年間利用額が400万円程度の場合は年会費3万3,000円(税込み)のOliveフレキシブルペイ プラチナプリファードがおすすめだ。通常還元率は1%、対象コンビニや飲食店でのタッチ決済はスマホで7%還元。

SBI証券では5%還元のため5万円の積み立てで月間2,500ポイント、年間3万ポイントの獲得となる。また、SBI証券でVポイントアッププログラムも利用できるため、投信買い付けが1回以上あれば「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」が+0.5%、NISA口座の場合は月間50万円以上残高があると+1%となる。

年間400万円利用の場合はボーナスポイントが4万ポイント獲得でき、特約店などを利用すると、3万3,000円(税込み)の年会費は元を取れる。

■年間100万円程度の利用の場合

年間100万円程度の利用の場合はOliveフレキシブルペイ ゴールドが良い。100万円を突破すると、年会費が翌年度以降永年無料となり、実質年会費無料ゴールドとなる。

また、100万円利用でボーナスポイントを1万ポイント獲得でき、通常還元率0.5%と合わせると1.5%還元だ。

SBI証券でのクレカ積立の場合は1%とクレカ積立サービスの中でも比較的高い。

ゴールドカードとして国内線の空港ラウンジを利用できる特典なども付帯する。

■年間100万円未満の利用の場合

年会費無料のOliveフレキシブルペイ一般でも「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」は対象だ。これだけでも十分おトクだろう。

SBI証券でのクレカ積立は0.5%還元となり、高くもないが低くもない。

たまったポイントは投資や料金充当がおすすめ

最後に、たまったポイントの出口だ。Vポイントってどこで使えるの? と思われる方も多いだろう。2024年4月22日(月)以降は手続きをすれば現在のTポイント加盟店で使えるようになるが、Vポイントの使い道のおすすめは料金充当となる。

会員サービスサイト「Vpass」でポイントを使うときに料金充当を選ぶと、1ポイント=1円として、利用金額に充てることができる。新しく何かを購入する必要もない。

また、SBI証券で1ポイント=1円として投資信託の購入に利用する事もできる。筆者は現時点で投資を選んでおり、NISAの成長投資枠で利用している。

SBI証券でVポイントをNISAで利用

SBI証券でVポイントをNISAで利用


TポイントがVポイントになれば、Vポイントの使い道も増え、さらにたまりにくかったTポイントもがっつりためられるようになるため、今から対象カードを保有しておくのが良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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