JMB旅プラスのボーナスポイント制度が変更となる。今回は国内パックに焦点を当て、変遷と対応策について説明する。
JALのツアーでマイルをさらにためる旅プラス
JALのホームページ内でマイルをためる方法のうち「旅でマイルをためる」として「JMB旅プラス会員ならツアーでおトク!」というページがある。「旅プラス」という無料の会に入会し、JAL商品を購入することで付与される様々なボーナス例が紹介されている。
筆者が頻繁に利用する、国内のJALパックをインターネットで利用した場合を例に取るとこのようにボーナスが付与される。
1.インターネット予約で200eJALポイント
以上である。実はボーナス例は以前海外・国外と両パターン掲載されていたのだが、現在は国内パックではこれだけしか付与されないため掲載されていない。
旅プラスの国内ツアー予約のボーナスの変遷
2008年の4月にスタートした旅プラス。かつては非常におすすめできた旅プラスで獲得できるボーナスの変遷を、国内ツアーを予約した場合を例として紹介する。
期間 | 獲得マイル・ポイント | 合計マイル・ポイント |
2008年4月から半年 | ・JAL eトラベルプラザから国内ツアー予約でボーナス300マイル ・国内ツアーマイル500マイル |
800マイル |
2008年10月から2010年まで | ・JAL eトラベルプラザから国内ツアー予約でボーナス200マイル ・国内ツアーマイル200マイル |
400マイル |
2010年から2014年まで | ・JAL eトラベルプラザから国内ツアー予約でボーナス200マイル | 200マイル |
2014年4月から | ・JAL eトラベルプラザから国内ツアー予約で200 e JALポイント | 200 e JALポイント |
2015年4月から | ・JAL eトラベルプラザから国内ツアー予約で100 e JALポイント | 100 e JALポイント |
サービス開始のボーナス800マイルからどんどん半減しているのが見て取れる。最初の半年はスタート時のキャンペーンだとしても、その後2年近く400マイル貯まっていたものが、2010年からは200マイルに、そして去年の4月からはマイルではなくe JALポイントの付与に変更された。使用期限が数年あるマイルと違い、ボーナスのe JALポイントは付与されて半年後には期限が切れてしまう。
e JALポイントの期限切れを防ぐには
200ポイントでもe JALポイントの期限切れを防ぐにはどうすればよいのだろうか。
期限切れを防ぐ方法は、「期限切れまでに特典交換を行い有効期限の更新をする」ことだ。特典交換を行うことで、有効なe JALポイント残高すべてが、最新の有効期限に更新されるが、特典交換を行う最低単位は10,000マイル。
期限切れまでに10,000マイルをe JALポイントに交換すれば、15,200 e JALポイントとなり、交換してから1年後までに航空券やパックを15,200円引きで買うことが可能になる。
つまり半年の間で20,000?30,000マイルを獲得するユーザー以外は旅プラスでe JALポイントを獲得し、期限切れで失効させたくない場合、マイルを無料航空券に交換せずに、e JALポイントに交換の上、航空券やパックを購入する必要がある。
4月からeJALポイントが半分に
現在は200e JALポイント付与されるが、4月からは半分の100 e JALポイントになるということが告知されている。ここまで獲得できるポイントが下がると、本当にJALマイルをメインカードにしていいのかと不安になる。
「クレジットカード節約比較」を実施したところ、筆者はJALカード TOP&ClubQが上位に来るためしばらくは継続するが、特にJALパック購入を中心にJALマイルをためている場合、今回の制度変更を機に改めてシミュレーションをしてみた方が良いだろう。