小学6年生となり、中学生に向けた子どものスマートフォンを購入しようと考えていた。
クリスマスプレゼントも兼ねて購入するにはブラックフライデーを利用すればおトクに購入できそうだが、Appleはブラックフライデーのセールを行っていない。
iPhone 15の128GBは12万4,800円(税込み)。これに7,980円(税込み)のMagSafe対応iPhone 15シリコーンケースを追加で合計13万2,780円(税込み)となかなかの金額となるため、おトクに購入できる方法を考える。
おトクに購入する方法としては、Apple Gift Cardをどれだけ効率良く購入するかだろう。
まず、2023年11月24日(金)まで実施していた、LINE PayでApple Gift Cardを友だちに贈ると10%のLINEポイントを獲得できるキャンペーンを利用。
Apple Gift Cardの5万円分をLINE Payでパートナーから送ってもらう。これで、パートナーは10%分のLINEポイント5,000ポイントを獲得できる。
続いて、楽天市場のSPU+ブラックフライデーセールを利用。Apple Gift Cardは金券となるが、楽天市場のSPUや5と0のつく日、買い回りの時に購入すれば最も効果的だ。
11月25日(土)にまずは5万円分を購入。今年最後になる「ふるさと納税」も加えて買い回りを利用した。楽天ふるさと納税を利用するには、楽天ラクマ経由が最もおトクだ。
ブラックフライデーの期間中、楽天ラクマ経由の場合は+4%の楽天ポイントも獲得でき、こちらの上限は1万ポイントと比較的高い。ふるさと納税は5自治体で6万7,000円分を利用した。
最後に購入しようと思っていた2ショップの商品を購入。1商品3,087円(税込み)を3つ、1万4,800円(税込み)の商品を1つ購入し、Apple Gift Cardと合わせると8ショップ購入のため+7倍となる。
この時点で獲得した楽天ポイントを計算してみよう。
楽天市場は税抜き価格に対するポイント付与に変わっているため、2ショップ分を税抜き価格にして計算すると、13万8,872円の利用となり、7倍分のポイントが9,721ポイントとなるため、これ以上買い回りをしても上限の7,000ポイントに引っかかる。
続いて、SPU分を計算する。筆者のSPUは9.5倍だ。通常の1倍分と楽天カード決済の1倍分は上限なし。12月前のため楽天カードの+1倍(上限5,000ポイント)、楽天ブラックカードの+2倍(上限1万5,000ポイント)、楽天モバイルの+3倍(上限7,000ポイント)、楽天銀行の+1倍(上限5,000ポイント)、楽天証券の+0.5倍(上限5,000ポイント)となり、これらを計算すると2万4,303ポイント獲得できる。どの項目も上限に引っかからない。
続いて、5と0のつく日の+2倍分(上限3,000ポイント)を計算すると2,777ポイントの獲得となり、こちらも上限に達していない。
買い回りのポイントやSPU、5と0のつく日などの計算を行ったのは、残りのApple Gift Cardを楽天市場で購入するか、Amazonで購入するか計算するためだ。
Amazonでもブラックフライデーが開催中となり、エントリーの上、Apple Gift Cardを購入すると最大5%(旧Amazon Mastercardゴールド保有者は最大5.5%)のAmazonポイントを獲得できる。
楽天市場のブラックフライデーでの買い回り分のポイントは既に上限に達しており、その他のSPU上限なども考えて、Apple Gift CardをAmazonで買うか、楽天市場で買うかを考える必要がある。
ブラックフライデーの買い回り、SPU、5と0のつく日で獲得できるポイントは2万2,992円分だ。この時点では買い回り分のみ上限に達している。追加でApple Gift Cardを5万円購入した場合に獲得できるポイントは、5と0のつく日の上限3,000ポイントで打ち切りとなるため2万7,965ポイントだ。
5万円の購入で2万7,965-2万2,992=4,973ポイントの追加ポイントを獲得できるため、還元率は9.95%となる。
つまり、AmazonでApple Gift Cardを購入して5.5%還元よりも、買い回り、5と0のつく日の上限に達したとしても楽天市場でApple Gift Cardを購入して9.95%還元になる方がおトクと言う事だ。
楽天市場で5万円分のApple Gift Cardを追加購入。LINE Payと楽天市場で15万円分のApple Gift Cardを購入したため、最初の目的であるiPhone 15の購入に進めるわけだ。
後は、iPhone 15の購入手続きでAppleアカウント残高を利用して購入するだけとなる。
iPhone 15をおトクに購入できてほっとしたが、問題は12月以降にあるSPU、5と0のつく日の上限改悪だろう。
12月以降に同じような購入の仕方をした場合、楽天ブラックカード(楽天プレミアムカード)の+2倍廃止や楽天モバイル、5と0のつく日で上限が大幅にダウンするため獲得できるポイントが一気に減る。
12月以降、買い回り、SPU、5と0のつく日で獲得できる楽天ポイントは1万5,577ポイントとなり、1万ポイント以上少なくなる。楽天プレミアムカード以上の+2倍がなくなり、楽天モバイルは+3倍から+4倍になるが上限2,000ポイントとなるため、大きく獲得ポイント数が減る。
また、Apple Gift Cardの追加5万円分を計算すると1万7,577ポイントの獲得となり、SPUなどで増えるポイントは2,000ポイント。還元率は4%となるため、12月以降にAmazonが同じキャンペーンを続ける場合はAmazonでApple Gift Cardを購入した方がおトクになる。
このように、12月以降は10万円を大きく超えるような買い物を考えている場合、上限をしっかり計算しなければ、他のキャンペーンの方がおトクになる場合もあるので注意しよう。