ダイナースクラブカード会員貸切公演「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」に行ってきた！

筆者は11月中に襲名披露・初舞台に行ってきたが、ダイナースクラブ会員貸し切り公演にも行くことに。

11月の公演は「矢の根」「口上」「助六由縁江戸桜」だったが、ダイナースクラブ会員貸切公演は「鞘當」、十三代目團十郎が大館左馬五郎を演じる「京鹿子娘二人道成寺」、八代目新之助が成田屋史上最年少で粂寺弾正に挑戦する「毛抜」の上演だ。

12月大歌舞伎 演目

歌舞伎はなかなか行く機会もないが、貸切公演の場合はチケットも入手しやすく、行ってみようと思える。

ダイナースクラブ 歌舞伎座貸切公演

八代目新之助の「毛抜」は圧巻。新型コロナウイルス感染症の影響で襲名披露が2年6か月延期していたが、2年前だと演目も異なっていただろう。「毛抜」の粂寺弾正は大人が演じる内容だが、4年生でこれだけの演技ができるのは驚いた。我が家の5年生次男、3年生三男にも見せたいと感じた。同年代の子が、これだけ堂々と演じているのを見せると刺激になるかもしれない。

歌舞伎座の桟敷席

歌舞伎は3時間の上演時間だが、舞台を整える必要があるため、休憩時間が長い。「鞘當」と「京鹿子娘二人道成寺」の間は20分、「京鹿子娘二人道成寺」と「毛抜」の間は35分となり、座席で弁当を食べることもできる。今回は桟敷席で会場全体がよく見え、テーブルがあるためご飯も食べやすかった。

十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台の貸切公演を調べると伊藤園、成田山など、わずかとなり、クレジットカード会社での貸切公演はダイナースクラブカード以外は確認できていない。

ダイナースクラブは、若手の音楽家をサポートする「アーティストサポートプログラム」や、醍醐寺の伝統文化・文化財などの保全を目的とした「文化財修復プロジェクト」など、伝統や文化等を大切にしているのも特徴だ。

アメックスやラグジュアリーカードなどのような派手さはないが、その落ち着きがダイナースクラブカードの魅力だろう。

また、ダイナースクラブカードの基本特典は提携カードでも変わらず、ANAダイナースカードやJALダイナースカードはマイルがたまるが、それ以外の特典は同じとなる。この辺りの設計は非常にわかりやすい。

例えば、2名で対象のレストランのコース料理を予約すると1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」や、海外や国内の空港ラウンジの利用、なかなか予約が取れない人気などのキャンセル席情報がメールなどで送られる「ごひいき予約.com」などの特典は、基本的には提携カードでも利用可能だ。

ただし、Mastercardのコンパニオンカード「TRUST CLUBプラチナマスターカード」については、提携カードは対象外。コンパニオンカードは世界中のMastercardで利用でき、Taste of Premiumの利用も可能のため、コンパニオンカードが必要だと感じた場合は、提携カードではなく、通常のダイナースクラブカードを申し込むようにしよう。

新型コロナウイルス感染症も落ち着き、会員イベントも増えていくだろう。今後も、このようなダイナースクラブならではのイベントに注目したい。