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ANAダイナースカード、ANAアメリカン・エキスプレス・カードが優れている点とは?

2015年1月5日

「ANAダイナースカード」「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は、ANAカードの中でも年会費が高額となっている。「ANA VISAカード」や「ANA JCBカード」は年会費が2,000円+税に対し、「ANAダイナースカード」は27,000円+税、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は7,000円+税だ。

「ANAダイナースカード」のグレードはワイドゴールドのため一般カードと比較するのは間違っているが、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の場合は、年会費7,000円+税に加え、マイル移行手数料が6,000円+税を考慮すると、一般カードにもかかわらず「ANA VISAワイドゴールドカード」「ANA JCBカード」なみに年会費が高い。

また、「ANAダイナースカード」「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は、年間利用額に対するボーナスポイントは無い。「ANA VISAカード」や「ANA JCBカード」の場合は50万円、100万円、300万円利用するとボーナスポイントが獲得でき、それぞれボーナスポイントを考慮すると、最大でマイル還元率は1.06~1.09%までアップする。

ANAカード一覧・比較

これらを考慮すると、ANAカードとしておすすめできるのは「ANA JCBカード」「ソラチカカード」「ANA VISAカード」「ANA VISA Suicaカード」「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」となるだろう。

では、「ANAダイナースカード」「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」のメリットは何だろうか?

「ANA JCBカード」や「ANA VISAカード」の場合、年間利用額に対するボーナスポイントやポイントモールの利用で獲得できるボーナスポイントは、1ポイント=3マイル(通常1ポイント=10マイル)となっている。

しかし、「ANAダイナースカード」のポイントモール「ダイナースクラブ ポイントモール」や「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の「ボーナスポイント・パートナーズ」で獲得できるボーナスポイントは、通常のポイントと同じレートでマイルに交換が可能となる。

例えば、ポイントモール経由で「Yahoo!ショッピング」を利用する場合を考える。

ANAマイレージモール Oki Dokiランド ポイントUPモール ダイナースクラブ ポイントモール メトロポイントモール
?対象会員 AMC会員全員 ANA JCBカード、ソラチカカード保有者 ANA VISAカード、
ANA VISA Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード保有者
ANAダイナースカード保有者 ソラチカカード保有者
ポイントモール経由時の獲得ポイント 300円につき1マイル 1,000円につき1ポイント 1,000円につき1ポイント 100円につき1ポイント 100円につき0.5ポイント
ポイント交換レート 1ポイント=3マイル 1ポイント=3マイル 1ポイント=1マイル 100ポイント=90マイル
マイル還元率 0.33% 0.30% 0.30% 1% 0.45%
9,800円(税抜・送料抜)商品の購入時の獲得マイル 32マイル(実質0.327%) 27マイル(実質0.276%) 27マイル(実質0.276%) 98マイル(実質1%) 約44マイル(実質0.45%)

従って、提携店やポイントモール等をよく利用する場合、「ANAダイナースカード」「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は意外とおトクなカードとなる。また、ポイントモール経由時の獲得ポイントは1商品毎となるため、端数の少ない「ダイナースクラブ ポイントモール」は効率が良いことがわかるだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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