前回は、ACTUS(アクタス)でインテリア・家具をおトクに買う方法を紹介したが、ACTUSでの購入に関してのみ使える方法だ。ACTUSで気に入った商品が見つかれば良いが、他のショップで気に入った商品を見つけた場合はどうすれば良いだろうか。
今回は、高額商品を購入する前に確認しておくべきポイントを紹介したい。
【ポイント1】販売店のサイトを確認する
まずは商品を扱っているサイトを確認しよう。ポイントカードの案内のページを確認すると良いだろう。良心的なサイトの場合は、自社のポイントカードだけでなく、クレジットカードの特約店、共通ポイント、クーポンなどの情報がまとめて掲載されている。
例えば、家具ではないが、コンタクトレンズのアイシティのサイトを見ると「クーポン情報」「Tポイントサービス」「お友達紹介特典」「ANAマイレージサービス」等がある。
クーポンを印刷して持って行くと10%OFFやTカード提示でTポイントが貯まるサービス、ANAカード決済で、ANAのマイルが通常よりもアップするということがひと目でわかる。
【ポイント2】ショッピングセンターや百貨店等に入っているかを確認する
気に入った商品を売っているショップ情報を確認し、ショッピングセンターや百貨店などに入っていないかを確認しよう。
例えば、ACTUSの場合は、ACTUSのポイントカードに加え、「ららぽーと豊洲店」では「三井ショッピングパーク ポイントカード」、「みなとみらい店」では「みなとみらいポイントカード」も併用可能だ。
また、ジュエリーのダミアーニの場合は、「三越銀座」ではエムアイカードで5%の還元を受けられるので、独立したショップよりも、ショッピングセンターや百貨店に入っている店舗を狙うのが良いだろう。
ただし、ルイ・ヴィトンやエルメス、ティファニーなど、百貨店などに入っていてもポイント対象外のショップもある。これらは事前に確認したほうが良い。
【ポイント3】メールマガジンの受信、SNSの公式アカウントをフォロー
購入前にショップとショッピングセンターのメールマガジンを受信するようにしよう。TwitterやFacebook、LINE等の公式アカウントをフォローしておくと、ポイントアップデーやおトク情報が送られてくる。
中にはクーポンなどが届くこともあるため、購入前には必ずフォローしておこう。
【ポイント4】公式アプリのダウンロード
公式アプリがある場合は、公式アプリもダウンロードしておくと良いだろう。こちらも【ポイント3】と同じで、クーポンやポイントアップの情報などが送られてくる。
ここまでは、ショップやショッピングセンター等の情報を活用する方法となり、以下はクレジットカードなどを活用する方法となる。
【ポイント5】ポイントカード加盟店になっていないか調べる
公式サイトでポイントサービスや割引特典を全て掲載しているような良心的なサイトはそれほど多くなく、共通ポイント加盟店なのに掲載されていないという場合もある。従って、自分の保有しているポイントカードの情報も確認しておこう。
■Tカード
五十音から探すでブラウザの検索を利用するか、地図で探すから検索すると探しやすい。
■Pontaカード
たまる・つかえるからブラウザの検索を利用する。
■楽天ポイントカード
加盟店一覧からブラウザの検索機能を利用する。
■dポイントカード
街のお店でためるからブラウザの検索機能を利用する。また、提携店でためるも見逃さずに検索しておく必要がある。
【ポイント6】クレジットカード特約店なっていないか調べる
さらに、自分の保有しているクレジットカードの特約店情報も調べておくと良い。特約店とは、ANAカードやJALカード、dカード、楽天カード、エポスカード、エムアイカードなどを特定の店舗で利用するとポイントが倍になったり、優遇されていたりするサービスだ。
それぞれのサイトの特約店情報等のページでは、店舗検索が可能のため、店舗名を入力して、特約店になっていないかを調べてみよう。
クレジットカードはできるだけメインカードで支払うほうが良いが、高額商品の場合は一気にポイントが貯まるため、例外的にクレジットカードを使い分けても良いだろう。ただし、貯まったポイントはすぐに利用したほうが良い。
【ポイント7】クレジットカードのクーポンを調べる
サイトを経由すると通常よりもポイントがアップする「ポイントモール」があるが、これはネットショップだけではない。
事前にエントリー後に、期間内にお店に行き、登録しているクレジットカードで決済するだけでポイント付与率がアップする仕組みがある。
セゾンカードの場合は「マイクーポン」、三井住友カードの場合は「お店でショッピング」等を確認しておこう。
【ポイント8】割引サービスを調べる
福利厚生サービスのベネフィット・ステーションやクラブオフ等が付帯するクレジットカードを保有している場合は、それぞれのサイトにログインして、店舗名を検索してみると良い。カードの提示で割引になる場合や、クーポンが郵送されてくるパターンなどがある。
ベネフィット・ステーションやクラブオフは、高額商品だけでなく映画館や水族館などの割引も可能のため、年会費無料のクレジットカードREX CARD Lite(J'sコンシェルが利用可能)、実質年会費無料でクラブオフが利用できるマジカドンペンカード(セディナ)などを保有しておくと良いだろう。
【ポイント9】キャンペーンを調べる
毎週○曜日にポイント5倍、毎週△日は5%OFFなど、定期的に行っているものはその時に購入すれば良いだけだが、毎年同じ時期に行われるようなキャンペーンもあるため、店舗名に加えて「キャンペーン」と検索して、過去にあったキャンペーンも確認しておこう。
例えば、毎年1月頃にはポイントアップのキャンペーンがある、3月末頃には割引キャンペーンがあるなど、傾向をつかめれば買うタイミングも見逃さないはずだ。
【ポイント10】クレジットカードの限度額を調べる
高額商品を購入する場合、クレジットカードの限度額を調べよう。前回、筆者は135万円の買い物をしたが、一般カードの場合は限度額オーバーとなる場合がある。せっかくおトクに買物できると思っていたのに、クレジットカード決済ができなければ、特約店のポイントアップ、クレジットカードのポイントが獲得できなくなってしまう。
高額商品をクレジットカードで決済する場合は、限度額オーバーにならないように事前に増額申請しておくと良い。電話で「○月に高額商品を購入したいので、一時的に限度額を上げて欲しい」と伝えれば対応してくれる場合がある。
それぞれの確認は大変だが、高額商品を購入する場合は、1%の違いでおトク度が数千円から数万円変わる場合もあり、念には念を入れて割引特典、ポイントサービスなどを調べておくのがおススメだ。