楽天証券やSBI証券などでは、保有している投資信託残高に応じてポイントが貯まるサービスがある。
楽天証券+楽天銀行「ハッピープログラム」
楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)し、楽天銀行のハッピープログラムに申し込むことで、投資信託の月間平均残高10万円につき3~10ポイントを獲得することができる。
月間平均保有残高 | 獲得ポイント数 |
信託報酬率のうち楽天証券が受け取る 代行報酬手数料率が年率1.00%以上の銘柄 |
10万円につき10ポイント |
同じく年率0.50~1.00%未満の銘柄 | 10万円につき5ポイント |
同じく年率0.05~0.50%未満の銘柄 | 10万円につき4ポイント |
同じく年率0.036~0.05%未満の銘柄 | 10万円につき3ポイント |
同じく年率0.036%未満の銘柄 | 対象外 |
筆者が保有中の投資信託は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」だ。楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は10万円につき4ポイント獲得できる銘柄となる。2021年9月16日(木)時点で2,695,619円の残高で、楽天ポイントが100ポイント獲得できており、先月の平均保有残高は250万円程度だったという事だろう。
SBI証券「投信マイレージ」
SBI証券では「投信マイレージ」サービスは従来からあるが、2021年4月以降、低コストファンドの投信マイレージでポイント付与率がアップしている。
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
通常銘柄 | 0.1% | 0.2% |
指定銘柄 | 0.022~0.05% | |
対象外銘柄 | 0% |
筆者が保有しているファンドは「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 」と「楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2つだ。SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド は0.0242%、楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンドは0.05%となり、2021年9月16日(木)時点で1,841,157円の残高となり、前月分として55ポイント獲得できている。
楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンドが1,074,945円、SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが766,212円となるため、楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンドで42ポイント程度、SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドで13ポイント程度の獲得と思われる。
auカブコム証券「auカブコムの資産形成プログラム」
auカブコム証券でau IDを登録している場合、月間平均保有残高に応じて最大0.24%(年率)のPontaポイントが貯まる。なお、2021年8月よりポイント加算対象ファンドが拡充している。
月間保有金額 | 100万円未満 | 100万円~3,000万円未満 | 3,000万円以上 |
通常銘柄 | 0.05% | 0.12% | 0.24% |
指定銘柄 | 0.005% | ||
対象外銘柄 | 0% |
これまで筆者は筆者が保有している「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」ではPontaポイントを獲得できなかったが、8月の変更により0.005%のPontaポイントを獲得できるようになった。
おそらく、auカブコム証券では積立サービスを利用していないため、9月後半には(691,832×0.005÷100)÷12=2.88≒2ポイントの獲得となるだろう。
THEO+docomo
dポイントが投資信託残高に応じて貯まるサービスとしてはTHEO+docomoがある。
運用資産残高1万円につき1ポイント獲得でき、ドコモ回線を利用している場合は1万円につき1.5ポイント獲得できる。なお、3,000万円以上を超えた分は、1万円につき0.5ポイント、ドコモ回線の場合は1万円につき0.75ポイントだ。
3,000万円未満の分 | 3,000万円を超えた分 | |
ドコモ回線利用 | 1万円につき1.5ポイント | 1万円につき0.75ポイント |
それ以外 | 1万円につき1ポイント | 1万円につき0.5ポイント |
2021年9月16日(木)時点で184,125円の残高で27ポイント獲得できている。18万円に対して1.5ポイントで計算すると27ポイントだ。
THEO+docomoでは積立サービスを利用していないため、残高はそれほど変わらないため、今後も同じようなポイントの獲得となるだろう。
なお、若干仕組みは違うが、日興イージートレードのダイレクトコースでdアカウントを連携し、「投信つみたてプラン」の取引を行っていると、月間3~300 dポイント獲得できるサービスもある。
毎月の積立金額 | 1万円未満 | 1万円以上 |
獲得ポイント | 3ポイント | 1万円毎に3ポイント(上限300ポイント) |
筆者は、毎月1,000円ずつ「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」を積み立てしており、1ヵ月3ポイント獲得している。
資産を増やしつつポイントも貯められ、貯まったポイントで再度投信を購入できる場合もある。特に、クレジットカードで投信積立の設定ができる場合は、カードでの積み立てポイント+投信残高のポイントのダブルで貯まるためおトクだろう。