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電子マネーを制するものはポイントを制す なぜ電子マネーを利用するとおトクなのか

2014年9月9日

どこのお店でもポイントプログラムがあり、誰でも1枚くらいはポイントカードを持っているだろう。しかし、おトクにポイントを貯めようとすると、非常に複雑だということがわかるだろう。簡単なはずのポイントを複雑にしているのが「電子マネー」の存在だ。

おトクにポイントを貯めたいのであれば、電子マネーをどれだけ上手に利用するかが鍵となっている。なぜ、電子マネーを利用するとおトクなのだろう?

おトクな理由1:電子マネーにもポイントプログラムがある

例えば、ある商品をクレジットカードで購入したとする。この時にクレジットカードのポイントが貯まる事は理解している方も多いだろう。少しでもおトクにしたいと考えている場合は、現金払いはNGだ。

クレジットカードで購入

次に、クレジットカードから電子マネーにチャージし、その電子マネーで商品を購入したとしよう。この場合、電子マネーにチャージした時にクレジットカードのポイントが貯まり、さらに電子マネーを利用するときに電子マネーのポイントが貯まることになる。クレジットカードで直接購入するよりも、電子マネーのポイント分おトクになる計算だ。

クレジットカードから電子マネーにチャージして賞品を購入する

おトクな理由2:電子マネーは現金扱い

さらに、家電量販店等のように、現金で支払った時は10%のポイント還元があるのに、一般的なクレジットカードで支払うと2%引かれ8%しかポイントを獲得できない場合がある(別途クレジットカードのポイントは貯まる)。

家電量販店で他社カードを利用した場合

しかし、電子マネーを利用すると、10%のポイント還元がある商品は現金払いと同じ10%となる。理由1で書いたように、電子マネーにクレジットカードでチャージをすると、クレジットカードのポイントも貯まるため、10%のポイントを減らさずに、さらにクレジットカードのポイントも貯めることができる。

家電量販店で電子マネーを利用した場合

おトクな理由3:ボーナスポイントが魅力

また、クレジットカードで支払ってもボーナスポイントは獲得できないが、電子マネーで購入すれば、ボーナスポイントが付く商品がある。例えば、セブン-イレブンの場合は「セブンカード・プラス」で支払ってもボーナスポイントは貯まらないが、nanacoで支払うとボーナスポイントが貯まる。イオンでは「イオンカード」で支払ってもボーナスポイントは貯まらないが、WAONで支払うとボーナスポイントが貯まる商品がある。

WAONのボーナスポイントPOP

以上のように、電子マネーで支払える場合は電子マネーを利用したほうがおトクだ。ここまでは、すんなり理解できる内容だろう。では、なぜ電子マネーが複雑なのだろうか。

複雑な理由1:プリペイド型、ポストペイ型など様々なタイプがある

まず、今まで書いてきた「電子マネー」については、「プリペイド型の電子マネー」が前提となっている。電子マネーには、先払いの「プリペイド型」と、後払いの「ポストペイ型」がある。例えば、家電量販店でポストペイ型の「iD」で支払ったとしよう。この場合は、クレジットカード扱いとなり、10%のポイント還元商品は8%還元となってしまう。

ビックカメラのiD払い

さらに、従来の電子マネーはカードリーダーにかざして支払うタイプのものだったが、「au WALLET」のようなクレジットカードのように支払うタイプも出てきた事も電子マネーを複雑にしている原因だろう。

複雑な理由2:クレジットカードとの相性がある

電子マネーがポイントを複雑にする理由は、全てのクレジットカードが電子マネーにチャージできるわけではく、チャージできたとしてもクレジットカードのポイントが貯まらない場合があるからだ。

例えば、「楽天カード(Visa)」で電子マネーnanacoにチャージしようとしても、チャージすることができない。次に、「リーダーズカード」でnanacoにチャージしたとしても、「リーダーズカード」のポイントはたまらない。さらに、同じ「楽天カード」であっても「楽天カード(JCB)」の場合は、nanacoへのチャージが可能で、チャージした時に楽天スーパーポイントが貯まる。

楽天カード(Visa) リーダーズカード 楽天カード(JCB)
nanacoへのチャージ 可否 ×
ポイントが貯まるか否か ×

電子マネーごとにチャージでポイントが貯まるクレジットカードや国際ブランドが異なり、さらに、電子マネーへのチャージでポイントが貯まるかどうかは、各カード会社のWebサイトにも掲載されていない場合がほとんどだ。そのため、電子マネーへのチャージでポイントが貯まるかどうかは実際にチャージしてみるか、直接カード会社に聞くしかない。

電子マネーを使うと、非常におトクだが、テレビや新聞などでは複雑すぎて扱えない場合が多い(実際にテレビ番組の取材で複雑すぎるということでNGになることが多い)。

そこで、今後、それぞれの電子マネー(nanaco、WAON、楽天Edy、Suica、au WALLET)の特徴、チャージでポイントが付くおすすめのクレジットカード、貯まったポイントの消費の仕方をわかりやすく解説していきたい。


第1回 電子マネーを制するものはポイントを制す 2015年以降でもau WALLETをおトクに使うには?

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菊地崇仁

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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