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意外に貯まる銀行取引でのポイントサービス 銀行取引でポイント・マイルをザクザク貯めよう!

2015年7月28日

最近では、じぶん銀行がWALLETポイントが貯まるサービスを開始したり、スルガ銀行がTポイント支店を開設したり、銀行の取引で貯まる銀行口座が増えてきた。今回はこの銀行取引で獲得できるポイントについて考えたい。

それぞれの取引で獲得できるポイント数を比較すると以下のようになる。

ポイントが貯まる銀行口座

これらの銀行はそれぞれ特徴があるため、特徴を紹介したい。選ぶときの参考にして欲しい。

スルガ銀行ANA支店

まず、スルガ銀行ANA支店の特徴は、何と言ってもマイルが貯まるところだろう。銀行口座でマイルを貯めたいのであれば、スルガ銀行ANA支店一択だ。

給与振込口座に設定して、2枚程度のクレジットカード引き落とし口座に設定するだけで毎月60マイル獲得できる。年間で720マイルだ。

さらにマイル付き定期預金があり、10万円ごとに60マイル獲得できる。300万円預けると、1年後には1,800マイルを獲得できるということだ。さらに、0.05%の定期預金金利(2015年7月28日現在)も受け取れるため、1,500円の利息も受け取ることが可能だ。ただし、定期預金の利息からは20.315%が税金として引かれるため、税引き後は1,196円となる。

マイル付き定期預金のメリットは、金利はそれほど高くないが、マイルを貯められるということだろう。さらに、獲得したマイルには税金がかからないというメリットがある。

スルガ銀行ANA支店で貯めたマイル

スルガ銀行Tポイント支店

スルガ銀行ANA支店と同様のサービスだが、クレジットカードなどの引落しでTポイントを貯めることができない。定期預金に関しては、スルガ銀行ANA支店と同様の考え方ができる。

なお、既にスルガ銀行に口座を保有していたり、スルガ銀行ANA支店を保有していたとしても、別途スルガ銀行Tポイント支店の口座を作成することは可能だ。

公共料金の引落しでポイントを貯めることはできないため、Tポイントを少しでも貯めたいのであれば、次に紹介する新生銀行と組み合わせると良いだろう。

新生銀行

新生銀行の特徴は、ATMでの入出金でもTポイントを貯められることだ。給料日に5万円を出金し、2万円を入金すれば2回となるため、30ポイント獲得できる。また、他行宛の振込手数料が1回までは無料になるため、別途メガバンクを利用していたとしても、振込手数料がかからない。

なお、公共料金の引落しについては、登録ごとにポイントが付与となるため、毎月ポイントが貯まるわけではないので注意が必要だ。

じぶん銀行

au利用者であれば確実に保有していたほうが良い口座だろう。普通預金残高を50万円以上にしておくだけで毎月20ポイント獲得できる。給与振込口座に指定し、au WALLETクレジットカードを保有している場合は、毎月80ポイントは獲得可能となる。さらに、au利用者の場合は、他行宛・ATM出金手数料が何度でも無料(他行宛は2015年9月まで)という特典も付いている。

なお、au利用者の場合は、じぶん銀行の口座開設後に、じぶん銀行のサイトで「au ID登録」ページを開き、au IDの登録を行う必要がある。この設定を行わなければポイントが貯まらないので注意したい。

セブン銀行

セブン銀行の特徴は、公共料金の引落しで貯まるポイントが大きいところだろう。他行の場合は1件あたり5円相当のポイントとなるが、セブン銀行は10ポイントとなり、ポイント獲得の制限はない。

ただし、給与振込みのポイントは他行の方が高い場合が多いため、給与振込みを考えるのであれば、50ポイント貯まる銀行を選んだほうが良いだろう。

イオン銀行

イオン銀行は、過去6ヶ月の対象取引の合計金額に応じてサービスが変わるのが特徴だ。イオン銀行口座からイオンカードの口座振替金額とイオンカードセレクトまたはイオンバンクカードのWAON利用の合計金額が対象となり、50万円以上でステージ3、30万円以上でステージ2、10万円以上でステージ1となる。なお、10万円未満の場合はステージが無く、ポイントが貯まらない。

ステージ3の場合は、他行からの振込で1回につき50ポイントが5回まで獲得できるため、オークションに出品しているなどで振込されることが多い利用者の場合は貯まりやすくなっている。

楽天銀行

他行に比べると、銀行取引で貯まるポイントは少ない。最大の特徴は投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる点だろう。スルガ銀行ANA支店の場合は購入時にマイルが貯まるだけで、毎月貯まるわけではない。

一方、楽天銀行の場合は、楽天証券の投資信託保有残高に応じて毎月ポイントが貯まる。


今回紹介した銀行口座を利用すると、毎月数十円分のポイントを獲得することができる。例えば80円分のポイントが貯まる場合、100円につき1ポイント貯まるサービスだったとしても8,000円分の利用金額に相当するポイントが自動的に貯まると考えると非常におトクに感じられるだろう。

さらに、ポイント付きの定期預金サービスが提供されている場合、銀行の金利には税金がかかるが、ポイントには税金がかからないため、獲得したポイント分利用することが可能だ。

もし、メガバンクを利用している場合は、直ぐにでも給与振込口座を変えたほうが良い。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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