新しく「Yahoo! JAPANカード」が発行開始した。従来の「Yahoo! JAPAN JCBカード」「Yahoo! JAPANカードSuica」は新規発行停止となっている。早速筆者も「Yahoo! JAPANカード(JCB)」を申し込んだ。入会時には3,000 Tポイントを獲得できる。さらに、カードを利用するだけで2,000 Tポイント追加で獲得可能。合計5,000円分のTポイントを獲得できる。
では、「Yahoo! JAPANカード」で何が変わったのかを紹介しよう。
還元率が1%、Yahoo! ショッピング・LOHACOではポイント3倍!
基本的なスペックは「Yahoo! JAPAN JCBカード」などと同じで、年会費が完全無料、ショッピング毎に100円(税込)につきTポイントを1ポイント獲得できる。還元率は1%と従来のカードから変更なしだ。
ただし、Yahoo!ショッピング・LOHACOでの買い物は、新「Yahoo! JAPANカード」で支払うとポイントが3倍となる。例えば、Yahoo!ショッピングで「クリスタルカイザー 500mL×48本×2個セット」を購入する。金額は3,636円(税込)で送料は無料だ。これを、従来の「Yahoo! JAPAN JCBカード」と新「Yahoo! JAPANカード」で購入した場合は以下の様なポイントとなる。
Yahoo! JAPAN JCBカード | Yahoo! JAPANカード | |
ストアポイント | 36 Tポイント | |
クレジットカードポイント | 36 Tポイント | |
上乗せ分(ストアポイントと同数) | ─ | 36 Tポイント |
ストアポイントが36 Tポイントとなっているが、2015年4月1日(水)より、100円(税込・送料抜き)でのポイントに変更となったため、36ポイントの獲得となる(3月31日までは100円(税抜・送料抜き)のため33 Tポイント)。
また、国際ブランドがVisa、MasterCard、JCBの3種類から選ぶことが可能となっている。券面は赤と黒の2色。それぞれのブランドで保有できるカードは1種類のみとなる(VisaブランドとJCBブランドの2枚持ちは不可)。
Tカード機能搭載!
従来の「Yahoo! JAPAN JCBカード」「Yahoo! JAPANカードSuica」はクレジットカード決済でTポイントを貯められるが、Tカード機能は搭載されていない。例えば、ファミリーマート等のTポイント加盟店では普通の「Tカード」を提示し、決済用に「Yahoo! JAPAN JCBカード」を渡す必要があった。
しかし、新「Yahoo! JAPANカード」の場合は、Tカード機能も付いているため、新「Yahoo! JAPANカード」を提示し、新「Yahoo! JAPANカード」で決済可能なため、クレジットカードとは別にTカードを保有する必要が無くなった。Tポイントを貯めている人にとっては朗報だろう。
購入商品の破損だけでなく、旅行のキャンセルも補償する「プラチナ補償」をオプションで用意
新「Yahoo! JAPANカード」で決済すると、破損、盗難、修理屋宅配郵送事故だけでなく、返品や旅行のキャンセルまでも10万円まで補償される「プラチナ補償」に加入できる。ただし、月額500円(税抜)。もちろん、オプションのため「プラチナ補償」を申し込まなければ年会費は無料として利用可能だ。
「ソフトバンクカード」には存在しなかった「Tマネー」機能は?
「ソフトバンクカード」はプリペイドカードのため、機能としては電子マネーと同じような存在だ。そのため、Tマネーの機能は載らなかったものと思われる。
「Yahoo! JAPANカード」はクレジットカードのため、Tマネー機能は搭載されているのではないかと券面画像を入手した。裏面を確認するとTマネーの表記が存在する。しかし、JCB、MasterCardブランドのみで、Visaブランドに関してはTマネーの表記が見当たらない。確認した所、表記漏れではなく実際にVisaブランドだけTマネーは利用できないようだ。
JCBブランドはnanacoチャージでもポイント獲得可能!
従来の「Yahoo! JAPAN JCBカード」もJCBブランドだったため、nanacoチャージは可能だった。しかし、「Yahoo! JAPAN JCBカード」の場合はnanacoチャージでポイントは獲得できなかった。
今回の、新「Yahoo! JAPANカード」でもnanacoチャージが可能なのはJCBブランドのみ。新「Yahoo! JAPANカード(JCB)」でnanacoチャージでポイントが付くかどうかを確認した所、ポイントは付与されるという回答だ。
nanacoチャージで1%分のTポイントを獲得できるのは「Yahoo! JAPANカード」の中でもJCBブランドのみ。一応Tマネー機能も搭載されていることを考えると、申し込む場合はJCBブランドが良いだろう。