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WAON POINTカードはマルエツなどでも使えるようになる? WAON POINTの??を解説!

2016年6月23日

2016年6月23日(木)、イオンモール幕張新都心にてWAON POINTの誕生記念イベントが行われた。

ビーチバレー選手、坂口佳穗さんのトークショーとイオンモールを歩くイベントが行われ、共通ポイント「WAON POINT」がスタートした。イベントにはイオンマーケティングの前川社長も参加し、記者からの質問にも回答していた。

この、「WAON POINT」についてはwebや冊子などで確認していたが非常に複雑で、調べれば調べるだけわからないところが多くなる。筆者も勘違いしていることもあったため、今回はwebや冊子でも理解し難い箇所を中心に解説したい。

WAON POINTカードはもらってすぐに使える? WAON POINTカードの使い方は?

WAON POINTカードはスワイプしてポイントを付与する最近の共通ポイントカードはレジでもらって、そのままレジで提示すればポイントを貯めることが可能だ。ただし、ポイントを使う場合は、ユーザ登録が必要となっている。

WAON POINTカードも仕組みは同じで、受け取ったWAON POINTカードは台紙から外してそのままポイントを貯めることができる。ポイントを使う場合は、smart WAONサイトなどで会員登録をすれば利用することができる。

現時点ではポイントカードをスワイプしてポイントを付与するため、楽天ポイントカードのように、スマートフォンアプリだけでポイントを付与するというような事は難しそうだ。

WAON POINTカードを提示+WAON決済は可能?

ポイ探利用者であれば気になるところだと思うが、WAON POINTカードでの提示は現金のみとなる。つまり、WAON POINTカード提示+WAON決済はNGと言うことだ。ただし、2016年8月31日(水)までは、ダイエー、グルメシティ、フーディアムに限って、WAON POINTカード提示+WAON決済が可能だ。この場合、貯まるポイントはWAON POINTのみでなく、電子マネーのWAONポイントも貯まるので注意が必要だ。

何故ダイエーだけ仕組みが違うのだろうか。従来、ダイエーでは現金またはOMCカードでの支払い時に利用できるハートポイントカードが存在していた。このハートポイントカードがWAON POINTカードに切り替わり、他の加盟店ではできない、WAON POINTカード提示+WAON決済が可能となった。

ダイエーだけはWAON POINTカード+WAON決済が可能

WAON POINTカードと電子マネーのWAONは両方必要?

ダイエー、グルメシティ、フーディアム以外のWAON POINT加盟店では、WAON POINTカード提示+WAON決済ができないとなると、WAON POINTカードと電子マネーのWAONは2枚必要なのだろうか?

電子マネーのWAONを会員登録している場合、貯まるポイントはWAONポイントではなくWAON POINTに自動的に切り替わるようだ。この場合、WAON POINTカードは不要となり、従来通り電子マネーのWAONで決済すれば良い。

WAON POINT加盟店で電子マネーのWAONカードで決済した場合は、通常貯まる200円につき1 WAON POINTに加え、月間利用額500円につき1 WAON POINTが貯まるようになる。

この辺りがわかりにくいので説明しよう。

a.ダイエーで6月23日に3,450円購入(2016年8月31日までのポイント付与数)

獲得ポイント数 獲得ポイント
WAON POINTカード提示 200円につき1P ⇒ 17P WAON POINT
会員登録済みの電子マネーWAONで決済 200円につき1P ⇒ 17P WAONポイント
WAON POINT加盟店での月間合計金額 500円につき1P WAONポイント

b.イオンで6月25日に4,300円購入

獲得ポイント数 獲得ポイント
会員登録済みの電子マネーWAONで決済 200円につき1P ⇒ 21P WAON POINT
WAON POINT加盟店での月間合計金額 500円につき1P WAON POINT

c.ファミリーマートで6月27日に520円購入

獲得ポイント数 獲得ポイント
会員登録済みの電子マネーWAONで決済 200円につき1P ⇒ 2P WAON POINT

電子マネーWAONで支払った時の500円につき1ポイント獲得については、WAON POINT加盟店での利用のみとなるため、"c"のファミリーマートでの利用金額は含まない。つまり、"a"のダイエーと"b"のイオンでの合計金額7,750円に対して付与され、6月分として別途15ポイント獲得できる事になる。

また、上記でもわかるように、ダイエー、グルメシティ、フーディアムを使わない場合は、会員登録済みの電子マネーWAONで支払えば良いことになるため、WAON POINTカードを別途獲得する必要はない。

マルエツやイオンシネマ等に導入予定は?

マルエツというとTカードというイメージを持つかもしれないが、マルエツはイオングループ企業となる。また、イオンシネマはdポイントカードを導入したばかりだ。

2016年6月23日(木)時点では、WAON POINT加盟店にマルエツ、イオンシネマは存在しないが、今後導入予定があるのかを確認した。

マルエツでTカードが導入されているから、イオンシネマでdポイントカードが導入されているからと言って加盟店への営業をしないわけではないとのことだ。もし、マルエツやイオンシネマにWAON POINTを導入する場合でも、Tカードなどと併用できるようにしたいとのことで、WAON POINTに全面的に切り替えさせることは考えていないということだった。

今後はマルエツでTカードかWAON POINTカードを消費者が選べるようになるかもしれない。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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