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au WALLETカードとau WALLETクレジットカードの違いは?

KDDIは2014年5月から電子マネーの「au WALLETカード」を発行しており、2014年10月で660万枚の申し込みを突破した。この、「au WALLETカード」はMasterCard加盟店で利用できるため、クレジットカードと同じように利用可能だ。ただし、チャージしなければ使うことはできない。約5ヶ月後の2014年10月28日に、au WALLETの新サービスとして、クレジットカードの「au WALLETクレジットカード」の募集を開始した。こちらは、クレジットカードのため、チャージする必要もなく、利用限度額内で利用できる。

「au WALLETカード」と「au WALLETクレジットカード」。カード名称も似ているため、それぞれの特徴を比較したい。

au WALLETカード au WALLETクレジットカード
券面 ?au WALLETカード ?au WALLETクレジットカード
種類 電子マネー クレジットカード
審査 なし あり
対象者 au携帯電話、auひかり、auひかり ちゅらの個人契約者 18歳以上の方
発行手数料 無料 無料
年会費 無料 無料
(au IDの連携が無くなった場合は1,250円+税)
利用上限 10万円のチャージ内 クレジットカードの利用額の範囲内
ポイントプログラム WALLETポイント
ポイント付与率 200円につき1ポイント 200円につき2ポイント
1ポイントの価値 1円
利用可能場所 MasterCard加盟店 Visa加盟店
利用可能場所での例外(利用できない場所) 公共料金の支払い、ガソリンスタンド等 なし

「au WALLETクレジットカード」が登場して、一番驚いたのが国際ブランドだ。「au WALLETカード」はMasterCardブランドだったが、「au WALLETクレジットカード」はVisaブランドとなる。なぜ、Visaブランドを選択したのか確認した所、日本ではそれほど利用店舗数で違いはないが、世界中ではVisaブランドのほうが利用場所が多いということでVisaブランドが選ばれたようだ。また、MasterCardブランドの発行は予定していないのかも確認したが、今後は発行するかもしれないとの事だった。

au WALLETクレジットカードとau WALLETカード、どちらを使うとおトク?

「au WALLETカード」と「au WALLETクレジットカード」の2枚を持っている場合は、ポイント還元率を考えると、「au WALLETクレジットカード」を利用したほうがおトクだろう。ポイントアップ店なども「au WALLETクレジットカード」の方が1ポイント多く獲得できる。ただし、2014年12月末までは、「じぶん銀行」から「au WALLETカード」にチャージし、「au WALLETカード」で支払うのが一番おトクになる。

「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージは可能?

「au WALLETカード」から「au WALLETカード」へのチャージはできなかったが、「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージは可能だろうか? もし、チャージが可能だった場合は、「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージで200円につき2ポイント、「au WALLETカード」での支払いで、200円につき1ポイントと、還元率は1.5%までアップする(クレジットカードでの電子マネーチャージについての仕組みは「電子マネーを制するものはポイントを制す なぜ電子マネーを利用するとおトクなのか」を参照)。

「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージを確認した所、「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージは可能だ。ただし、「au WALLETクレジットカード」での直接チャージを行った場合、200円につき1ポイントと通常よりも還元率が下がることになる(通常は200円につき2ポイント)。「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカードにチャージ」し、「au WALLETカード」で支払っても、結局還元率は1%となるため、「au WALLETクレジットカード」で直接支払った方が良いだろう。

au WALLETクレジットカードからau WALLETカードへのチャージと直接支払いの比較

しかし、「au WALLETカード」にクレジットカードでチャージする方法はもうひとつある。auかんたん決済を利用することだ。auの通信料金を「au WALLETクレジットカード」で支払った場合、通信料金とチャージした金額を合算して請求されるため、チャージ分も200円につき2ポイント獲得できると考えられる。

例えば、6,000円の通信料金で、auかんたん決済で4,000円分を「au WALLETカード」にチャージする。通信料金の引き落としクレジットカードを「au WALLETクレジットカード」に指定していると、合計1万円を「au WALLETクレジットカード」から引き落とされるため、4,000円分の「au WALLETカード」へのチャージ分も200円につき2ポイント獲得できるかどうかだ。

この方法が可能かを確認したが、こちらもチャージ分は200円につき1ポイントとなるとのことだ。つまり、6,000円分の通信料金には200円で2ポイントの付与となるが(別途、通信料金に対するポイントを獲得できる)、4,000円分については200円で1ポイントとなる。

「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」にチャージしても還元率が1%、「au WALLETクレジットカード」で直接支払っても還元率は1%。結局「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」にチャージするメリットは無いということになる。「au WALLETクレジットカード」から「au WALLETカード」へのチャージでメリットが有るのは、MasterCardブランドしか使えないお店での支払いだけだ。

2015年以降、じぶん銀行から「au WALLETカード」のチャージでプレミアム分が終了し、その代わりとして「au WALLETクレジットカード」の発行ということであれば、「au WALLETカード」へのチャージをポイントアップ店にするくらいのインパクトは欲しかった。2015年以降、じぶん銀行からの「au WALLETカード」チャージでプレミアム分がなくなると「au WALLETカード」の出番は少なくなるだろう。

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菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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