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【PR】日本で60周年を迎えたダイナースクラブカードに達人が迫る!

2021年2月12日

提供:三井住友トラストクラブ株式会社

ステータスカードには会員になった年が書かれていることが多い。それによると、筆者がはじめてダイナースクラブカードを保有したのは2006年のようだ。

筆者のダイナースクラブカード入会年度

ダイナースクラブの歴史は長く、日本のダイナースクラブは1960年12月に創立し、翌1月から会員募集を開始している。2020年12月に60周年を迎え、デザイン刷新や特典の見直しなどが行われた。

今回は15年間愛用しているダイナースクラブカードの魅力と、60周年で進化したダイナースクラブカードについて紹介したい。

カード名である“食”に関する特典が充実 コロナ禍ではお取り寄せがおすすめ

ダイナースクラブカードの基本情報を確認しよう。年会費は24,200円(税込)、家族カードは1枚あたり5,500円(税込)だ。利用可能枠は一律の制限がなく、利用状況に応じて個別に設定されるのが特徴だ。なお、2021年3月31日(水)申込分までは、初年度年会費無料キャンペーンも実施されている。

ダイナースクラブは「食事をする人」の「diner」に由来する。従って、“食”に関する特典が豊富だ。対象店舗で2名分以上の対象コース料理を注文すると1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」。筆者も良く利用するが、この特典だけで年会費の元が取れる。例えば、1名10,000円のコース料理を2名で注文すると、通常は20,000円となるが、10,000円の支払いで済む。年に2回利用すれば年会費はすぐに回収可能だ。ちなみに、料理のグレードがダウンすることはないので安心して利用して欲しい。

エグゼクティブ ダイニングのような特典は、通常プラチナカードなどに付帯するが一般的なダイナースクラブカードで利用できる。なお、招待制のダイナースクラブ プレミアムカードの場合は、プレミアムカード限定のレストランも用意されている。

ダイナースクラブは毎年1回秋ごろに開催のフランス料理を気軽に楽しむことができるフランスレストランウィークにも協賛しており、ダイナースクラブ会員の場合はウェルカムドリンクが1杯無料の特典がある。レストランウィーク期間中は2,500円、5,000円、8,000円で本格的なコース料理を楽しむことができる(特典・コース料金は、2020年開催時のもの)。レストランウィークの料金には税・サービス料が含まれているため、ダイナースクラブカードを保有する・しないに関わらず、若い人もフレンチを気軽に試して欲しい。

婦人画報のお取り寄せサービスとダイナースクラブが提携した「ダイナースクラブのお取り寄せ」は、店頭でしか購入できない商品や数量限定品などを購入することができ、コロナ禍にピッタリのサービスとなる。

ダイナースクラブのお取り寄せは日本未発売の希少なワインの先行販売や、ミシュランで星を獲得した料亭の一品、店舗やサイトでは販売されていない会員特別仕様のスイーツなどの会員限定商品だけでなく、婦人画報が提供する商品も購入可能だ。

筆者も、少し贅沢したいときなどに注文しているが、先日届いた神戸ハング 但馬牛ローストビーフ(300g)は、箸が止まらず、結局1回の夕食時に完食してしまったほどだ。

1人でも本格的なコース料理を食べたい時に使える「ごほうび予約」や、なかなか予約が取れない人気店を最大2日前から予約できる「ごひいき予約.com」などの特典も追加されており、新型コロナウイルスが落ち着いたときには是非利用して欲しい。

タッチ決済の「ダイナースクラブ コンタクトレス」を搭載 カード情報は裏面に

60周年のリニューアルで大きく変わったのはカードデザインだ。クレジットカードはエンボス加工されているカードが多いが、エンボスになっている理由は、カード情報をカーボン紙で複写するためだ。しかし、磁気やIC決済が主流となり、エンボス加工ではなく、カード番号を印字したカードが増えてきた。

リニューアル後のダイナースクラブカードからもエンボスが消えている。消えたことにより、以前よりもスタイリッシュになり、財布にすっきりと収まるようになった。

エンボスで財布の厚みが変わるのかと思われるかもしれないが、複数枚のカードを保有している場合は意外と重要なポイントだ。実際にエンボス有りのカードを10枚、エンボスなしのカードを10枚で比較すると、厚みは5mm程度も薄くなる。

さらに新ダイナースクラブカードからは、カード番号や有効期限などのカード情報が表面から消えた。最近は監視カメラやスマートフォンのカメラなどの性能が良くなっており、カード情報がいつ・どこで盗まれるかわからない。ある程度の距離から撮影されていたとしても、手元を拡大するとカード情報を読み取る事ができる場合もあり、読み取られたカード情報をネットショッピングで不正に利用されることもある。カード情報が全て裏面にあれば、支払い時にカード情報は盗まれにくくなる。

不正利用は関係ないと思われる読者もいるかもしれないが、一般社団法人日本クレジット協会の統計によると、年々クレジットカードの不正利用が増えている。中でも増えているのは番号盗用被害だ。カード情報をできるだけ見せないことが不正利用被害から守ることに繋がる。

一般社団法人日本クレジット協会の統計のデータを筆者が加工

一般社団法人日本クレジット協会の統計のデータを筆者が加工

なお、新サービスとしてタッチ決済(ダイナースクラブ コンタクトレス)も搭載され、セブン-イレブンなどでは端末にカードをかざすだけで支払う事も可能となった。暗証番号の入力も不要のため、より安全に決済する事ができ、コロナ禍でも安心して利用できる支払方法だ。

すっきりしたデザインで、安心・安全に利用できるようになったのが新しいダイナースクラブカードと言える。

コンパニオンカードで利用可能店舗とサービスが一気に増加

ダイナースクラブカードにはTRUST CLUB プラチナマスターカードが、ダイナースクラブ プレミアムカードにはTRUST CLUB ワールドエリートカードが無料で付帯する。ダイナースクラブカードを保有すれば、もう一枚Mastercardブランドのカードも付いてくると言う事だ。

ダイナースクラブカードで支払っても、コンパニオンカードで支払っても請求は同じだが、それぞれポイント還元率が異なるため、基本的にはダイナースクラブカードで支払い、利用できない店舗ではコンパニオンカードで支払うのがおすすめだ。

ポイント付与率 ダイナースクラブカード ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブカード 国内 100円につき1ポイント 100円につき1.5ポイント
海外 100円につき2ポイント(2022年3月15日までは2.5ポイント)
コンパニオンカード 200円につき1ポイント 100円につき1ポイント

コンパニオンカードは利用できる店舗が増えるだけでなく、Mastercardの特典であるTaste of Premium®の特典も利用できるようになる。例えば、旅行予約サイトのBooking.comでは最大10%OFF、Hotels.comでは4%または8%OFFの特典も利用可能だ。

また、世界中のホットスポットでインターネット接続が可能なBoingo Wi-Fiもコンパニオンカードを保有すれば利用可能となる。コンパニオンカードの追加により、利用先が増えただけでなく、特典も大幅にアップしている。

異なる国際ブランドのカードをデュアルで持てるカードは少なく、なかなか珍しいカードだ。

法人の場合はビジネス・アカウントカードが便利

ダイナースクラブカードを保有する人は会社オーナーや医師、弁護士、個人事業主なども多い。法人と個人の支払いを分けるためにいくつかの個人カードを使い分けている人もいるかもしれない。ダイナースクラブカードの場合は年会費2,200円(税込)でビジネス・アカウントカードを保有することが可能だ。

普段はダイナースクラブカードを利用し、法人としてはビジネス・アカウントカードを利用する。個人カードは個人名義の口座から、ビジネス・アカウントカードは法人名義の口座(個人口座も可)から引き落とされるため、プライベートとビジネスを完全に分離することが可能だ。経費精算時にはプライベートの明細を出す必要はないが、それぞれのオンライン明細は1つのログインで確認する事ができる。異なるカードを別途保有する必要もなく、法人と個人の支払いを完全に分離できるカードは非常に珍しい。

なお、ETCカードの年会費が有料のカードもあるが、ダイナースクラブカードの場合はビジネス・アカウントカードも含めて無料で発行可能だ。複数台所有している場合でも、それぞれETCカードを5枚まで無料で発行する事ができる。

ダイナースクラブカード、コンパニオンカード、ビジネス・アカウントカード、ETCカードと、それぞれのカードは別々となるが、獲得できるポイントは全て同一アカウントに貯まるため、ポイントを有効活用できる。ダイナースクラブのポイントは有効期限が無期限のため、有効期限を気にすることなくゆっくり貯めることが可能だ。

旅行のためにホテルのポイントや航空マイレージに交換する事もできるので、新型コロナウイルスが落ち着いた頃にポイントを交換すれば良い。

4月以降に国内旅行向け特典が充実

コロナ禍で旅行の機会が減っているため、旅行特典については軽く紹介したい。

2021年4月以降、国内旅行特典が追加・変更される。国内での会員限定ツアーが年3~4回実施される予定だ。初回はJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の貸切ツアーとなる。

また、国内の宿泊優待プログラム「国内クラブホテルズ・旅の宿」では厳選ホテル・旅館が大幅に増え、対象ホテルや旅館では、部屋のアップグレード、朝食付き、ホテルクレジットの1つ以上の特典を利用できるようになる。通常、部屋のアップグレードなどはホテルの上級会員(対象グループのホテルを1年間に一定数以上宿泊する会員のこと)が利用できる特典だが、ダイナースクラブのプランを利用希望である事を伝えて予約すると、特典を利用できる。

筆者が一番使っている特典は、ダイナースクラブ プレミアムカードの一休.comダイヤモンドステータスを維持できる特典だ。一休.comのアカウントとダイナースクラブ プレミアムカードのアカウントを連携することで、一休.comのダイヤモンドステータスを維持することができる。一休.comのダイヤモンド会員は、対象ホテルや旅館での部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、ウェルカムフルーツなどの特典を利用でき、タイムセールなどを活用すると、他のサイトよりも大幅に安く宿泊できる場合もある。


今回は持ってすぐに実感できるダイナースクラブカードの特徴や特典を紹介したが、まだまだ紹介し切れていない特典も多い。おそらく、ダイナースクラブカードを使いこなせるようになるまでは数年かかるだろう。

クレジットカードを単なる決済ツールとして使うのはもったいない。生活を豊かにするためのツールとして活用して欲しい。

会社名:三井住友トラストクラブ株式会社
本社住所:東京都中央区晴海一丁目8番10号 トリトンスクエアX棟
三井住友トラストクラブ株式会社

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有し、150万円以上の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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