LINEは、JCBのプリペイドカード「LINE Payカード」の発行を開始した。プリペイドカードのため、年齢制限がなく、LINEユーザーであれば誰でも保有可能だ。
入会金・年会費は無料、還元率は2%で100円につき2 LINEポイントが貯まる。LINE Payカードの残高はLINE Pay残高と同じとなる。LINE Pay残高は、現時点では銀行口座、Pay-easy、コンビニからのチャージとなる。
また、現時点では、本人確認処理を行っている場合、LINE Payの残高上限はないため、LINE Payカードの上限は実質無しとなる。
LINEポイントって何?
LINE Payカードで貯まるポイントは「LINEポイント」となる。貯めたLINEポイントは、再度LINE Payにチャージすることが可能だ。nanacoポイントやWAONポイント、WALLETポイント、Suicaポイントなどを想像するとわかりやすいが、電子マネーにチャージして、再度電子マネーとして利用できるという仕組みとなるため、LINEでしか使えないポイントというわけではなく、JCB加盟店であればどこでも使える事になる。
つまり、誰でも2%還元を受けられるカードとなり、非常にメリットの高いカードということだ。
LINEポイントをLINE Pay残高にチャージするには?
LINEポイントからLINE Pay残高にチャージする交換単位は、1,000ポイントが1,000円分となり、3,000ポイント(ニュースリリースでは3,000ポイントだが、実際の画面では2,000ポイント)、5,000ポイント、1万ポイント単位での交換となる。したがって、5万円の利用で1,000ポイント貯まるため、5万円以上の利用が必要ということだ。若年層には若干敷居が高いため、サラリーマンや主婦などはこちらで利用するのが良いだろう。
LINEポイントでスタンプを買える?
LINEポイントはスタンプの購入も可能だ。ウェブブラウザでLINE STOREでの利用のみとなっているので注意しなければならないが、スタンプの場合は120円から購入できるため、6,000円程度の利用で無料でスタンプを購入することが可能となる。これであれば、中高生などの若年層でもLINE Payカードを使うメリットはあるだろう。もちろん、LINE STOREでは1ポイント=1円として利用できるので、貯めたポイントはすぐに利用することもできる。
また、LINE Pay残高ではスタンプを購入することはできないため、LINEポイントをLINE Pay残高にチャージし、Apple IDやGoogleアカウントにLINE Payカードを登録することで、LINE Pay残高からスタンプを購入するという方法もあるだろう。
LINEポイントとLINEフリーコインの違いは?
現時点で、LINEギフトコード、LINEコイン、LINEフリーコイン、LINE Pay残高などがあり、さらにLINEポイントが誕生し、理解するのが難しいところだが、LINEフリーコインはLINEポイントに統合されていくものとなっている。
つまり、LINEフリーコインの場合は、Pontaポイントとの相互交換やANA SKYコインなどへの交換が可能だが、LINEポイントも同じように他社ポイントとの相互交換や交換が可能となる。
LINE Payカードのデメリットは?
JCBの本人認証サービス「J/Secure」は利用できないため、一部ネットショップでは利用できない。また、nanacoチャージも不可能だ。
プリペイドカードのため、JCB加盟店であっても、高速道路やガソリンスタンドなどの一部加盟店で利用できなかったり、公共料金の引落しに登録できないなどがデメリットといえるだろう。
年会費2,000円(税抜)の還元率2%のクレジットカード「リクルートカードプラス」の新規募集が終了し、高還元率カードと言っても1.5%が上限となっていたため、カード発行のタイミングも良いのではないだろうか。
さらに、年会費も無料、18歳未満でも利用でき、貯まったポイントを再度カードにチャージして使えるという、いきなりの最強カードの誕生となる。