福岡へ行く機会があり、JMB nimocaの解約を行った。今回はJMB nimocaを保有した6年の間で経験したメリット・デメリット・環境変化を紹介する。
解約に至る環境の変化
入会当初は「乗車ポイント」という西鉄バス乗車で2%のポイント付与があったため愛用していたが、2021年3月に終了となった。新型コロナウイルス感染症の影響で乗客減となったことが原因だ。
また、nimoca発行から3年間はほぼ毎月福岡に行っていたため、ポイント利用、駅にある交換機でのJALマイルへの交換、各種設定変更といった手続きを問題なくできていた。
しかし状況が一変。福岡に2年半行かなかったため、100ポイントほどではあったがポイントは失効。オートチャージの金額設定変更も東京からでは無理であった。
仮に福岡に行けないタイミングで、「設定変更をしないと月々費用が発生する」といった制度変更があっても、設定変更のために福岡に行くことは現実的ではなく、月々無駄な費用が発生してしまう。
経営状況によりサービス内容が変わっているため出費のリスクに対処すべく、福岡行きのタイミングで解約手続きを行った。
解約も電話不可、nimoca取り扱いの窓口へ
まずは駅にある西鉄インフォメーションセンターで手続きを行った。nimoca専用窓口があるが閉鎖されており、指示された別の窓口に並ぶ。
5分ほど待ち、自分の番になりnimocaカードを2枚出して解約希望と伝える。
カードを2枚出しているのは、クレジットカード更新のタイミングで切り替え手続きが必要であったが、その手続きも1年以上できなかったためである。
最初に旧カードから新カードへの切り替え手続きを実施し、新カードから手数料を引いたnimocaチャージ額の返金があった。
これで解約完了かと思いきや、発行元のFFGカードにも連絡して手続きが必要と言われる。
その手続きについては西鉄側ではわからないということであった。
連携クレジット企業 FFGカードへ電話
JMB nimocaのwebサイトを確認し、総合お問い合わせ窓口に電話した。JMB nimocaカードの解約と伝えると、この電話で解約ができるとのこと。
西鉄窓口での手続き完了後、窓口の方から言われて電話していると説明したところ、チャージ残高返金については問題なしということで、その他注意事項の確認に移った。
おサイフケータイ機能に登録している場合削除が必要であること、クレジットカードは自分でハサミを入れて処分してほしいということを言われる。
最後にJMBカード発行についての確認となり、JALカードを持っているので不要と回答。ようやく解約手続き完了となった。
恩恵を受けられるのは対象エリア 解約の難易度も高い点に注意
福岡に行くと、ソラリアプラザで5%オフになることや、博多リバレインモールや県内のローソンをはじめとした商業施設でポイント〇倍といったおトクなキャンペーンが多いなど、魅力的なカードではある。
逆に言うと対象エリアに行けないとメリットを享受できないということをここ3年で実感した。
年会費無料、入会時のキャンペーンで500 JALマイルも得たため、十分元は取れた。
今回解約をする際に、窓口で10分以上を要したのちに、別途電話で5分ほどかかった。過去10枚以上のクレジットカードを解約した中でもトップクラスの面倒さであった。
クレジットカードの種類により9社の連携クレジット連絡先があり、クレジット部分の解約についてニモカ・西鉄がノータッチで顧客任せにしていることが不便さの原因であろう。
時を経て、自分の環境やポイント制度が変わりnimocaが魅力的なカードになるかもしれないが、解約手続きを考えると、福岡移住しない限りは避けたいという思いになった。
カード入会時は解約のハードルも確認しておきたい。