前回の記事(「条件を満たさなくてもエアライン・ホテルの上級会員資格が手に入る!? ステータスマッチに挑戦!」参照)では、条件を満たしていなくても上級会員になれる「ステータスマッチ」について紹介した。今回は実際に筆者がステータスマッチを行った際の経過について解説したい。
1.「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」に入会し、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」を得た
たまたまアメリカに行く機会があり、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を取得し、デルタ航空の上級会員資格を得た。取得すると、デルタスカイマイルの「マイ デルタ」ページに画面に上級会員資格が表される。
2.ユナイテッド航空のステータスマッチキャンペーンに応募した
ユナイテッド航空は「MileagePlus Premier Status Match Challenge」というステータスマッチキャンペーンを行っている。キャンペーンのサイトにアクセスし、条件を確認した上でユナイテッド航空にメールを送ることになる。メールは英語だが、必要な情報が網羅されていれば十分だ。
Dear Sirs,
I would like to challenge your FFP Status Match.
My information is as below.
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MileagePlus Account : (ユナイテッド航空のアカウント番号)
NAME : (名前)
MAILING ADDRESS :(住所)
E-MAIL ADDRESS : (メールアドレス)
Matching FFP : DELTA SKYMILES(デルタ航空のアカウント番号)
Elite Level : GOLD MEDALLION
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The picture of my membership card is on attached file.
Please contact me if anything is faulty.
Thanks & Regards
このメールに自分の上級会員カードの写真を添付して送ることになる。携帯のカメラで十分だが、名前、会員番号、上級会員資格などの情報は鮮明に写っている必要がある。筆者がステータスマッチに応募した当時は明記されてはいなかったが、アメリカン航空やアラスカ航空、LAN、TAM(どちらも南米の航空会社)などからのステータスマッチも受け付けていたようだ。現在はホームページ上に申し込みフォームが設置されており、ワンワールド・スカイチーム、その他提携を結んでいない競合会社(ヴァージングループなど)からのステータスマッチを受け付けている。
3.メールで返信あり、アカウントが上級会員に
メールには今回のステータスマッチは「チャレンジ」であり、90日間限定であること、90日以内に所定の搭乗実績があれば正式に認められることが記されていた。
4.ついでにマリオットホテルの上級会員にもマッチ
ユナイテッド航空とマリオットホテルは相互に提携を結んでおり、お互いの上級会員を自社の上級会員にマッチさせるサービスを提供している。90日間限定の仮上級会員だったが、無事マリオットホテルにもマッチできた。こちらは暦年間有効な資格で、ゴールド会員カードが自宅に送付されてきた。
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筆者が行ったステータスマッチを例に、ステータスマッチの流れを簡単に説明した。もちろんユナイテッド航空以外にもステータスマッチを受け付けている会社はある。
上級会員資格を持っていなかった筆者だが、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を取得したことで、デルタ航空のゴールドメダリオンを取得し、スカイチームの上級会員に、ステータスマッチでユナイテッド航空のプレミアゴールドを獲得し、スターアライアンスの上級会員に、さらにマリオットホテルのマリオットリワードゴールドも取得できている。修行は一切行っていない。
前回の記事でも書いたが、ステータスマッチはそうそう何度も受け付けてもらえるものではない。ここぞというタイミングで挑戦することが肝心だ。