クレジットカードのサービス終了時のパターンは？　いくつかのパターンを解説！

通常、クレジットカードは有効期限が切れる1ヵ月程度前には、更新カードが送られ、古いカードはハサミを入れて処分する。しかし、提携終了などでクレジットカードの終了がある場合は更新カードが発行されず、サービスが終了となる。

最近、筆者が保有しているクレジットカードでサービス終了の通知がいくつかあったので終了パターンを紹介したい。

カード番号の変更はなく、別のクレジットカードになるパターン

先日案内があったのがウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード。年会費無料で西友・リヴィン・サニーでの買い物が毎日3％OFF、毎月「セゾンカード感謝デー」開催日は5％OFFとなかなかおトクなカードだった。

しかし、2022年3月31日（木）で西友とクレディセゾンの提携が終了。終了後は、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードに切り替わる。通常の年会費は初年度無料だが2年目以降は11,000円（税込）だが、ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードからの切替カードは年会費は無料のまま。

ゴールドカードとしての特典も利用できるため、国内線の空港ランジを利用したり、セゾンの超優待を利用するなどもできる。

なお、カード番号は変わらないため、固定費の支払いをしていた場合でも、特に何もする必要はないのも○。

カードの利用ができなくなり、別のカードが発行されるパターン

TOKYO 2020 CARDは東京五輪のクレジットカードであったため、有効期限が短く設定されていた。筆者のカードは2021年12月末まで。更新カードは送られてこないため、有効期限でクレジットカードの利用ができなくなる。

なお、有効期限切れとなると、1枚しか保有していない場合は問題となるため、新たに三井住友カード（NL）が発行されると案内があった。

TOKYO 2020 CARDは有効期限で利用できなくなるが、新しく発行される三井住友カード（NL）を利用すれば、今後もクレジットカードは利用する事が可能となる。

ただし、クレジットカードの番号は変わるため、TOKYO 2020 CARDを固定費などの支払いに使っていた場合は、新たに発行される三井住友カード（NL）に切り替えなければならない。

なお、既に三井住友カード（NL）や三井住友カード プラチナなどを保有している場合は、更新カードは発行されず、筆者はTOKYO 2020 CARDの切替カードは郵送されてこなかった。

カードの利用ができなくなり、別カード会社のカードを申し込むパターン

ヒルトン・オナーズVISAカードは2022年8月でサービスを終了する。有効期限内のカードであってもサービス終了後はクレジットカードとして使う事はできない。

三井住友カードが発行していたヒルトン・オナーズVISAカードだが、2021年3月9日（火）より、アメックスからヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードが発行された。発行するカード会社が変わるため、新たなカードが自動的に送られてくる事は無い。

このパターンでは、自分で変更後のクレジットカードを申し込む必要がある。なお、切替の手間がかかる点と言う事もあり、通常の入会よりも、優遇されている事も多い。ヒルトン・オナーズVISAカードからの変更の場合は、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードの年会費が初年度無料となった。

サービス終了時は、利用していたクレジットカードは有効期限内でも使えなくなることが多い。そのため、切替用のカード案内があるが、切替カードが自分にメリットのある物なのかをしっかり確認しよう。カード会社としては、解約されないような、通常よりもおトクな条件のカードを用意する事もあるが、必要のないカードと思うのであれば、解約するのがおすすめだ。