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ポイ探ニュース

楽天ポイントの税込から税抜の変更でどんな影響が出るの? 獲得ポイント数はどれだけ減少する?

2021年10月3日

楽天ポイントの付与ルールが2022年4月以降変更となる。

楽天ポイントの付与ルールが変更 消費税をポイント付与対象に含まないに

楽天ポイントは、2022年4月1日(金)より、一部サービスのポイント付与ルールを変更する。 変更前は消費税をポイント付与対象金額に含んでいた物が、変更後は消費税をポイント付与対象に含まないように変更さ ...

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変更前は消費税をポイント付与対象金額に含んでいたが、変更後は消費税をポイント付与対象に含まなくなる。

従来は楽天市場で100円(税込)につき1ポイント、変更後は100円(税抜)につき1ポイントだ。それほど変わらないようにも見えるが、非常に大きな変更だ。

例えば、Panasonic NA-VG750L マットホワイト Cubleの204,800円の商品をカートに入れてみる。筆者の場合の獲得予定ポイントは16,384ポイントだ。8倍のため、1倍分を計算すると2,048ポイントとなる。204,800円(税込)に対してのポイントとなるため、○倍というのは基本ポイントを基準としての計算だ。

現在の楽天ポイントは税抜にたいするポイント付与

続いて、変更後の影響を考えて見る。204,800円の税抜価格は186,182円だ。変更後は税抜価格にたいして100円につき1ポイントとなるため1,861ポイントが1倍分だ。8倍となると14,888ポイントの獲得となる。変更前は16,384ポイントの獲得のため、変更前と変更後では1,500ポイント程度の差が出てくる。

購入額が増えると獲得できるポイント数も大きくなり、意外と大きな変更という事がわかるだろう。

なお、SPUの楽天カードの計算は、楽天カードのポイント付与ルールは変更ない事が書かれているため、おそらく楽天カードでの決済分については従来通りの100円(税込)につき1ポイント、楽天カードの+1倍(プレミアムカード以上は+3倍分)については、100円(税抜)につき1ポイントになるのではないだろうか。

楽天カードは変更後も税込にたいするポイント付与

具体的に、現状と2022年4月以降でどのように変更となるかを確認してみたい。ある月の購入履歴を抜き出してみた。

■税込でのポイントの場合(現状)

1ヵ月間の購入金額(税込) クーポン利用 1倍分のポイント クーポン除く1倍分のポイント
1,480円 0円 14ポイント 14ポイント
9,018円×2 -901円×2 180ポイント 162ポイント
2,200円 0円 22ポイント 22ポイント
合計19,914円 合計216ポイント 合計198ポイント

■税抜でのポイントの場合(2022年4月以降)

1ヵ月間の購入金額(税抜) クーポン利用 1倍分のポイント クーポン除く1倍分のポイント
1,346円 0円 13ポイント 13ポイント
8,350円×2 -835円×2 166ポイント 150ポイント
2,000円 0円 20ポイント 20ポイント
合計18,376円 合計199ポイント 合計183ポイント

楽天モバイルと楽天証券の+1倍分は、それぞれ216ポイントだが、楽天ブラックカードの+3倍分はクーポンを引いた金額に対するポイントとなるため198ポイント×3=594ポイントの獲得だ。

SPUの楽天カード、楽天モバイル、楽天証券などのポイント

2022年4月以降の税抜でのポイントの場合は、楽天モバイルと楽天証券の+1倍分は、それぞれ199ポイントとなり、楽天ブラックカードの+3倍分は183ポイント×3=549ポイントだ。

楽天銀行+楽天カードの+1倍分もクーポンを引いた金額に対するポイントのため198ポイントとなる。

SPUの楽天銀行+楽天カード特典は1ヵ月遅れ

2022年4月以降の場合は、183ポイントの獲得となり、ここまでのポイントの差は以下のようになる。

変更前 変更後
通常分 216ポイント 199ポイント
楽天モバイル分 216ポイント 199ポイント
楽天証券分 216ポイント 199ポイント
楽天プレミアムカード以上の+3倍分 594ポイント 549ポイント
楽天銀行+楽天カード分 198ポイント 183ポイント
合計 1,440ポイント 1,329ポイント

なお、上記の商品購入時の通常の楽天カード決済分は、楽天市場利用分の19,914円に加え、楽天ペイで45,684円、楽天証券での積立で48,752円の合計114,350円となり、獲得ポイントは1,143ポイントだ。これについては、2022年4月以降も税込のままで、獲得ポイント数は同じになるのではないだろうか。

楽天カードの通常決済分

1ヵ月で2万程度の支払いでも獲得ポイント数が大きく変わることがわかり、大きな改悪だろう。

ただし、筆者が良く利用している「楽天ふるさと納税」は非課税のため、今回のポイント付与ルールの変更はない。ふるさと納税についてはまだまだメリットはありそうだ。

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