筆者は6万円未満の株式を2014年から買っている。少額の投資で、定期預金よりも高い額の配当がいただだけるのはもちろんのこと、配当にプラスして株主優待として自社商品券やクオカードが使えるので、不定期ながら株式を買っている。
とりわけ、2月と3月は株主優待の対象となる銘柄が多く、それらの月に決まった株数を保有していると、優待が5月か6月にいただける仕組みとなっている。
今回は筆者が実際に株主優待とカード、ポイントをうまく活用している例を紹介する。
1.スクロール
スクロールでは、3月と9月に株式を所有している株主に対して自社商品券をいただける。株式を長期保有していると、いただける自社商品券の金額が多くなる。
保有株数 | 年2回(3月、9月) | 継続での追加優待(9月のみ) | ||
1年以上 | 2年以上 | 3年以上 | ||
100株 | 500円分 | 500円分 | 1,000円分 | 1,500円分 |
1,000株 | 2,500円分 | 1,000円分 | 2,000円分 | 3,000円分 |
10,000株 | 5,000円分 | 1,500円分 | 3,000円分 | 6,000円分 |
有効期限は1年間で、3月と9月となっている。差額はカードやコンビニの納付書払いが可能である。つまり、nanacoでも支払うことができる。ただし、au WALLETプリペイドカードでは支払いができないので、注意が必要だ。
2.イオン北海道
イオン北海道では、年1回2月に株式を保有している株主に対して合計25,000円分の割引券をいただける。1,000円につき1枚100円引きの割引券を使うことができる。いつでも使えて、その場で割引がされるので、大変利便性が高い。
5%オフやその他のセールでも併用が可能なので、優待が届くとすぐに使い終わってしまう。イオンカードとの併用も可能だ。なお、北海道以外のイオンでも使うことができる。有効期限は毎年6月末。
3.ヤマダ電機
ヤマダ電機では、3月と9月に株式を所有している株主に対して自社割引商品券をいただける。株式を長期保有していると、いただける自社商品券の金額が多くなる。
保有株数 | 3月 | 9月 | |||
通常 | 1年以上継続 | 2年以上継続 | 通常 | 1年以上継続 | |
100株 | 2枚 | +3枚 | +4枚 | 4枚 | +1枚 |
500株 | 4枚 | 6枚 | |||
1,000株 | 10枚 | 10枚 | |||
10,000株 | 50枚 | 50枚 |
1,000円につき1枚使える500円の割引券を利用することができる。有効期限は3月に株式を保有している場合は7月~12月、9月に株式を保有している場合は1月~6月となっている。
4.クオカード
クオカードを優待としている企業が多い。クオカードはコンビニ、ファミレスや書店、薬局など使える店舗が多い。有効期限もなく、クオカードの残額に対しての支払いについてはカードや電子マネーでの支払いが可能であるため、大変利便性が高い。
ただし、最近はクオカードの優待に対して○年以上保有していないといただけないという縛りが多くなってきているので、注意が必要だ。
[divide style="3"]
株式は下落する可能性もあり、事前にリスクとして把握した上で、はじめてほしい。また、1つの会社の株だけを持つのではなく、少額で多くの銘柄(会社)の株式を持つようにしている。そうすることで、様々な会社から株主優待をいただくこともできるだけでなく、下落時のマイナスのリスクを少しは軽減できる可能性もあるためだ。