2016年12月13日(火)より開始したAndroid Pay。Googleのデジタルウォレットサービスだ。最近○○ Payという言葉をよく聞くが、それぞれサービスは同じものなのだろうか? 10月に開始したApple Payと楽天ペイ、3月に開始したLINE Payなど、様々な○○ Payが存在するが、それぞれの特徴を知っておこう。
LINE Pay
2016年3月にはLINE Payカードの発行が行われ、一気に「LINE Pay」に注目が集まった。JCBブランドのプリペイドカードとなり、LINE Payカードの支払い時には2%のLINEポイントが貯まる。
2017年からはローソンで、物理的なカード無しで、LINE Payのバーコードを提示することでの払いも可能となる。送金や割勘も可能で、韓国ではアプリだけでATM出金も可能だ。
LINE Payの対象店舗はメガネスーパー、ローソン(予定)。ネットの店舗ではZOZOTOWN、Fril、FOREVER21など。Android、iPhoneともに利用可能だ。
Origami Pay
また、Origamiアプリの「マーケット」で販売されている商品は、ネットでも購入可能となっている。対応クレジットカードはVisa、Mastercardブランドのみ。2016年5月に正式リリースされている。
対象店舗はロフト、モディ、AOKI、MoMA Design Storeなど。LINE Payと同様、Android、iPhoneで利用できる。
Apple Pay
フェリカを搭載したことでも話題となっているが、実店舗ではSuica、iD、QUICPayで支払いが可能だ。ネットでの利用時はApple Payに対応するカード会社かつ国際ブランドがMastercard、JCB、American Expressが条件となる。
Suica(1枚目)以外はTouch ID(指紋認証)またはサイドボタンのダブルクリックなどの操作が必要だ。
楽天ペイ
また、レジの混雑時には、セルフペイでの支払いも可能となる。伝票を見ながら、金額を入力し、支払後の画面を店員さんに提示することでレジでの支払いをスキップできる。
楽天ペイでの支払い時には、0.5%の楽天スーパーポイントを獲得でき、クレジットカードのポイントも別途獲得可能だ。対応しているクレジットカードは、VisaまたはMastercardブランドとなる(楽天カードのみJCBブランドも可)。
LINE Payと同様、iPhone、Androidどちらでも利用が可能となっている。
Android Pay
既におサイフケータイの楽天Edyを利用していた場合は、Edyアプリと残高やEdy番号は同期するため、どちらを使っても問題ない。
ポイントカードはバーコードを読み取るか、手動で会員IDを入力することで登録することができ、楽天ポイントカードやTOHOシネマズなどが対応している。
Android端末で、かつ、おサイフケータイ対応の端末のみ利用可能となっている。
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それぞれの特徴を見ても分かる通り、支払い方法もバーコード提示やBluetooth接続、フェリカなどばらばらとなっている。また、ネットで利用できる・できないなどの違いもあり、同じような名称だが全く異なるサービスとなる。
共通点はスマホ決済ということだ。今後は、物理的なカードもすべてスマートフォンに取り込まれる可能性もある。ここまで仕様がバラバラであれば、将来的にはサービスの勝ち・負けは出てくると思うが、新しい決済サービスが誕生したタイミングは非常におトクなキャンペーンが行われる。
常に新しいサービスを調べておくと、10%程度の割引やポイントを獲得することも可能だ。複雑化している今は、消費者にとってはチャンスである。どんどん新しいサービスを使ってみて欲しい。