クレジットカードの不正利用が年々増加している。2014年は114.5億円だったものが、2019年には273.8億円と2倍超の被害額となっている。
最近は、クレジットカードでも不正利用に気がつきやすく通知サービスがあるカードも誕生しているため、通知サービスのあるクレジットカードを紹介したい。
楽天カードはメールで最短翌日通知
楽天カードでは「カード利用お知らせメール」サービスがあり、カードを利用すると最短翌日にメールで通知される。12月13日に利用した内容が12月14日に【速報版】として送られてきている。なお、【速報版】は500円未満の利用についてはメール通知の対象外だ。
「利用者」欄に本人・家族が表示されているため、自分が使ったのか家族が使ったのか判断する事もできる。
「カード利用お知らせメール」を設定するには、楽天e-NAVIにログインし、メニューから「あんしんサービス(セキュリティ)」⇒「カード利用お知らせメール」を選択。
「カード利用お知らせメール」を選択すると最短2日後、「【速報版】カード利用お知らせメール」を選択すると最短翌日にメールで送られる。
au PAYカードもメール通知で
au PAYカードもメールでの通知がある。比較的短時間で送られてくるのが特徴だ。利用通知メールは全て削除しているが1通残っていたので紹介すると、10:26に利用してメールが到着したのが10:31と5分程度でメールが送られている。全く使っていないのにメールが届いた場合はすぐにカードを停止すれば良い。
設定するにはau PAYアプリなどからクレジットカード欄にある「各種メニュー(会員サイトTOP)」をタップ。メニューから「お客さま情報を確認する」⇒お知らせ通知設定の変更欄にある「変更する」ボタンをタップ。
Eメールでのお知らせにある「利用速報」「利用詳細」にチェックを入れて設定すればメールが送られるようになる。
エポスカードもメール通知
「カード利用通知サービス」に登録するとメールが送られる。なお、1,000円未満の利用については対象外。利用場所まで表示される事もあり、こちらも短時間で送られる。
エポスカードのwebサイト「EPOS Net」にアクセスし、メニューから「各種お申し込み」⇒「あんしんサービス」⇒「カード利用通知サービス」をタップ。
「カード利用通知サービスのお手続きはこちら」をタップし、「通知を受ける」にチェックすることでメールで通知がある。
三井住友カードはメールに加えアプリでの通知も可
三井住友カードの場合は、Vpassアプリでの通知とメールでの通知に対応している。メールよりも確認しやすいのが特徴だろう。
Vpassアプリの下部メニューをタップし、「サポート」⇒「ご利用通知サービス」⇒「お手続きはこちら」をタップ。
利用通知の画面が表示されるため「設定する」ボタンをタップ。「ご利用通知サービス」を「設定する」にチェックを入れ、通知有無を「通知する」、通知方法の「Vpassアプリでプッシュ通知も受け取る」にチェックを入れるとアプリで通知を受け取ることもできる。
Visa LINE PayクレジットカードはLINEで通知
Visa LINE Payクレジットカードの場合はLINE Payにカードを登録するだけでLINEでの通知がある。特に設定する画面は見当たらない。なお、Visa LINE Payクレジットカードは三井住友カードが発行しているが、上記のVpassアプリでの設定は対象外だ。
SAISON CARD Digitalとセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigitalはアプリ通知
最短5分でカード番号が発行されるSAISON CARD Digitalとセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigitalはアプリの通知設定を有効にしておくとプッシュ通知される。なお、セゾンPortalの「お知らせ」欄には出てこないのが不便なところだ。
設定は簡単。セゾンPortalにアクセスし、「ご利用通知」をタップ。
「ご利用通知を利用する」をONにするだけだ。
以前は利用通知のあるクレジットカードは少なかったが、プッシュ通知で送られると、不正利用に気がつきやすくなるだろう。
利用通知+カード一時停止が便利!
利用通知と組み合わせて便利なのがカードの一時停止だ。
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不正利用と思われる通知を受け取れば、アプリでカードを一時停止。その後、カード会社に電話し、状況を確認後、問題がある場合は停止、問題ない場合は一時停止を解除すれば良い。固定費やホテルの予約など、自分が決済するタイミングと異なる利用通知もあり、身に覚えのない利用があった場合は、一時停止して使うのが安全だろう。