ドコモオンラインショップでの機種変更後、端末が到着した際に、やることは4つある。
- 商品到着後の確認
- データの移行
- 利用開始、電話機切り替え(開通)の手続き
- ドコモUIMカード挿入・差し替え
今回は、XiからXiへの機種変更のため、"3"の開通手続きは必要ない。データ移行についても、事前に済ませてある。
従って、梱包内容を確認(上記"1")し、旧端末からドコモUIMカードを抜き、新端末に差し込めば良いだけだ(上記"4")。また、筆者はSDカードを使っていたため、SDカードも入れ替えた。
新端末の電源を入れ、Googleのアカウントでログインすると、やはりキャリアメールへ認証コードが送られた。しかし、新端末のセットアップをしているわけで、キャリアメールを見ることはできない。そこで、他の認証方法を選択し、楽天モバイルへのSMS認証に変更した。Googleからのコードが送られてくるため、そのコードを入力してGoogleアカウントにログイン。
Googleアカウントにログインすると、旧端末にインストールされていたアプリなどは全部自動的にインストールすることが可能だ。当然、かなりの通信が発生するため、最初にやるのはWi-Fiの設定だろう。続いて、ドコモIDでのログインを行う。
全てのインストールが終わると、個別のアプリの設定だ。
電子マネーの残高を復旧する
モバイルSuicaはオートチャージまで設定が復旧したが、楽天Edyは再度オートチャージ設定、貯めるポイントの設定をしなければならないなど、それぞれの電子マネーで作業は異なるので注意して欲しい。続いてLINEを設定する。LINEにログインすると、LINE Payのデータも復旧していた。
最後にマツモトキヨシ、モバイル スターバックス カード、ヨドバシカメラ、dポイントカードまたはローソンモバイルPontaの設定を行い、おサイフケータイ関連は終了だ。
電子マネー番号は変わる
ここで重要なのが、おサイフケータイを機種変更すると、それぞれの電子マネー番号が変わるということだ。機種変更手続きをしても、以前の番号は利用できない。つまり、Suicaポイントクラブ、セゾンカードに紐付けたnanaco番号、のるレージなど、電子マネーを関連付けているサービスの電子マネー番号を変更する必要がある。
この作業を行わなければ、古い電子マネー番号に対してポイントなどが貯まるため、すぐに切り替えが必要となる。
1.Suicaポイントクラブ(Suica)
新端末のSuicaアプリを起動し、上部の番号と比較すると違うはずだ。下の「更新」ボタンをクリックすると、新しいSuica番号に切り替わり、Suicaアプリと比較すると一致している事がわかる。
これで、新しい端末のSuicaを利用した時にSuicaポイントを貯めることができるようになる。
2.セゾンカード×nanaco(nanaco)
こちらもモバイルnanacoの番号が変わるため変更が必要だ。Netアンサーにログインし、上部のメニューから「クレジットカードのお手続き」を選択。「各種お申し込み」の「各種サービスお申し込み」をクリック。
「セゾンカードのご利用で「nanacoポイントが貯まる」サービスのお申し込み・解除」リンクをクリックし、「現在ご登録済みのnanaco番号」を確認する。
nanacoアプリを起動すると、nanaco番号が違っているはずだ。「新しいnanaco番号」に新端末のnanaco番号を入力し、「次へ]ボタンをクリック。新しいnanaco番号に切り替わるため、セブン-イレブンやイトーヨーカドーでセゾンカードを利用した時にも、新しい端末のnanacoポイントを貯められる。
3.acureメンバーズ(Suica)
ログイン後に左側のメニューから「会員情報登録修正」をクリックし、「Suica、PASMO等ID番号(半角)」に新端末のSuica番号を登録し、「確認」ボタンをクリック。確認画面が表示されるため、「登録」ボタンをクリックすると、新しいSuica番号で登録が完了する。
acureメンバーズの場合は3つのICカードを登録できるが、古いSuica番号は利用することは無いはずなので、追加ではなく上書きした方が良いだろう。
4.カタリナアプリ(WAON、nanaco)
このカタリナアプリでもWAON番号、nanaco番号を登録する箇所がある。カタリナアプリを起動し、右下のポイント数をタップする。真中の「マイカード」をタップすると、「WAON」「ツルハポイント」「nanaco」「ゆめカード」「ハッピーカード」が表示される。
「WAON」をタップすると「カード番号」の入力画面が表示される。新端末でWAONアプリを起動し、「お客さまメニュー」をタップ。ログイン後、「WAON番号の確認」をタップ。真中に「WAON番号」が表示されるため、カタリナアプリに戻り、「カード番号」に入力し、右上の「保存」をタップする。
nanacoも同様、nanacoアプリを起動し、上部のnanaco番号を控える、カタリナアプリの「nanaco」をタップし、「カード番号」に控えたnanaco番号を入力し、右上の「保存」ボタンをタップすれば完了だ。
5.乗ってタッチTOKYUポイント
定期区間外の東急電鉄や東急バスに乗車し、渋谷ヒカリエや二子玉川ライズ S.C.などに設置されている専用端末にタッチすると10 TOKYU POINTが貯まるサービスだ。東急沿線に住んでいるか、渋谷や二子玉川などにオフィスがある場合に利用したい。
こちらは、ネットでの手続きができず、東急線券売機や専用端末での登録となるため、時間がある時に券売機か専用端末で登録し直そう。
6.のるレージ(Suica)
しかし、貯まるポイント「のるる」はそれほど使い道はないが、たまに「のるる」をTOKYU POINTに交換できるキャンペーンが行われる場合もある。100のるる=10 TOKYU POINTとレートは低いが、乗車だけでポイントを貯められるため、東急線を利用する場合は設定しておいたほうが良いだろう。
のるレージにログインし、「カード番号の変更」をクリック。「変更するカード番号」に新端末のSuica番号を入力すると、すぐに反映される。
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Suica以外の交通系ICカードを関連付けている場合は問題ないのだが、モバイルSuicaを使っている場合は多くの変更があるために注意して欲しい。