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ポイ探ニュース

JALマイレージ改悪も、ファーストクラス搭乗のチャンス拡大!

JALのホームページの目立たないところに「JALマイレージバンクサービスリニューアル」という記載が掲載されている。

たくさんの項目が並んでいるが、重要なポイントは以下の2点だ。

  1. ファーストクラス・ビジネスクラスの特典交換マイルが大幅に改悪される
  2. 国際線特典航空券の空港での上位クラスへの変更が可能になる

1に関しては東京⇔ヨーロッパのビジネスクラスが85,000マイルから110,000マイル、ファーストクラスが120,000マイルから160,000マイルと大幅に改悪。特にファーストクラスにおいては3割を上回る改悪だ。

ただ、逆の考え方をすると、特典航空券を申し込む人が減る分、多数のマイルを保持している人にとっては取得のチャンスが広がるという見方もできるだろう。

2に関しては、例えばヨーロッパ往復のビジネスクラス特典航空券を予約している場合、チェックイン時にファーストクラスに空きがあれば、17,500マイル(片道)を払うことにより、アップグレードが可能になる。

JALのファーストクラスは割引運賃は設定されておらず、東京⇔ヨーロッパの往復はサーチャージや税金を除いても250万円。

特典航空券は330日前から予約可能だが、330日前に予約を入れようとしても、ファーストクラスは「空きなし」と表示されることがほとんどだ。ただ、実際フライト時にファーストクラスが満席になることは少ないため、憧れのファーストクラスへの道が大きく開けることになるかも知れない。

そのためには、ビジネスクラスの特典航空券を予約していることと、チェックイン時に所定マイルを所持していることが前提となるため、日頃からせっせとマイルを貯めておくことをおすすめする。

危惧されることとしては、この制度が果たして続くのかということだ。と言うのも、ファーストクラスに250万円のフルフェアを支払っている人からすれば、納得しかねる制度である。

海外のエアラインの場合は、ファーストクラスにもディスカウント運賃が設定されることが多く、チェックイン時のアップグレードもよくあると聞いている。筆者もかつて、サンパウロの空港でエティハド航空チェックイン時に、一人600ドルでアップグレード(ビジネス→ファースト)のオファーを受けたことがある。

これらの制度の運用は、2015年秋と公表されているが、未来永劫続くルールか否か、現時点では何とも言えない。憧れのファーストクラスに搭乗するために、今からJALのマイルをコツコツ貯めておくのも良いだろう。

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