三井住友カードでは、対象のクレジットカードを保有していると、保険を選択する事ができる「選べる無料保険」が開始しいている。
筆者は三井住友カード プラチナの保険を「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」から「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」に変更申請しており、2022年5月1日(日)~2023年4月30日(日)の1年間「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」が適用される。
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三井住友カードの「選べる無料保険」の補償を確認! 実際に保険を変更してみた!
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筆者が見た限りではVpassなどで、現在選択している保険プランを確認する事はできず、2022年4月27日(水)に送られてきた「選べる無料保険」の変更についてのメールで確認するだけとなる。
では、筆者が選んだ「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」の補償内容について紹介したい。携行品損害保険は、身の回りの持ち物が、盗難・破損・火災などの被害にあってしまった場合に補償される保険サービスだ。
補償は「携行品損害補償」と「受託物賠償責任補償」の2つあり、携行品損害補償はカードの本会員のみ、受託物賠償責任補償は、カードの本会員、配偶者、同居の親族および別居の未婚の子が対象だ。
「携行品損害補償」は、住宅以外で携行している身の回りの品が盗難・破損・火災などで損害が発生した場合に補償される。「受託物賠償責任補償」は、日本国内での日常生活の必要に応じて、レンタル業者や他人から預かった物(受託物)を家で保管していたり、家の外で管理している間に損壊・紛失・盗難があった場合に補償される。
つまり、自分の持ち物や他人から預かった物を壊してしまったり、盗まれたりした場合に補償される保険となる。
ただし、携行品でも対象とならない商品もあるので注意が必要だ。特に、携帯電話やタブレットなどは対象外となるため、「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」に変更していたとしても、スマートフォンの画面割れなどは対象外となる。
- 船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含む)、航空機、自動車、原動機付自転車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの付属品、自転車、ハンググライダ-、パラグライダー、サーフボードウインドサーフィン、ラジコン模型およびこれらの付属品
- 携帯電話、PHS、ポケットベルなどの携帯式通信機器、ノート型パソコン、その他の携帯式パソコン、ワープロ、タブレット端末、ウェアラブル端末などの携帯式電子事務機器およびこれらの付属品
- 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡、補聴器
- 動物、植物
- 株式、有価証券(乗車券など、定期券、通貨および小切手は補償の対象となります)、印紙、切手、預金証書または貯金証書(通帳およびキャッシュカードを含む)、クレジットカード、ローンカード、プリペイドカード、電子マネー
- 漁具(釣竿、竿掛け、竿袋、リール、釣具入れ、クーラー、びく、たも網、救命胴衣およびこれらに類似のつり用に設計された用具)
- 稿本(本などの原稿)、設計書、図案、証書(運転免許証およびパスポートを含む)、帳簿、ひな形、鋳型、木型、紙型、模型、勲章、き章、免許状およびこれらに類する物(印章は補償の対象となります)
- テープ、カード、ディスク、ドラムなどのコンピュータ用の記録媒体に記録されているプログラム、データ
スマートフォンの画面割れなどの保険を考えている場合は、スマートフォン補償が付帯するカードを選ぶと良い。
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また、受託物でも対象外商品がある。
- 日本国外で受託した物
- 通貨、預貯金証書、有価証券、印紙、切手
- 稿本(本などの原稿)、設計書、図案、証書、帳簿
- 貴金属、宝石、書画、骨董(とう)、彫刻、美術品
- 自動車(被牽(けん)引車を含む)、原動機付自転車、船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含む)、航空機およびこれらの付属品
- 銃砲、刀剣
- 動物、植物などの生物
- 建物(畳、建具、浴槽、流し、ガス台、調理台、棚および電気・ガス・暖房・冷房設備その他の付属設備を含む)
- 門、塀、垣、物置、車庫その他の付属建物
- 補償対象外となる運動(山岳登はん、リュージュ、ボブスレー、スケルトン、航空機操縦、スカイダイビング、ハンググライダー搭乗、超軽量動力機搭乗、ジャイロプレーン搭乗その他これらに類する危険な運動)等を行っている間のその運動等のための用具、動物・植物等の生物
基本的に、日常使いで傷が付きやすい物、世の中に1つしかないもの(美術品や生き物など)は対象外となる。
もし、保険を請求する場合は、携行品損害保険が自己負担1回につき3,000円となり最大25万円(1個、1組、1対で10万円限度)、受託物賠償責任保険が自己負担1回につき5,000円となり最大10万円が補償される。
必要書類は、「保険金請求書」「事故状況報告書」「修理見積書」「写真」が必須。携行品損害保険の場合は、「保険の対象の損害の程度を証明する書類」「公の機関の事故証明書」「損害明細書」が、受託物賠償責任補償の場合は「示談書」「念書」「損害賠償金の支払いを証する書類」が必要となる。場合によっては「委任状」「印鑑証明書」なども必要だ。
旅行傷害保険については、様々なクレジットカードで付帯するため、他にもクレジットカードを保有している場合は、「選べる無料保険」で別の保険に切り替えるのがオススメだ。