法人の銀行口座や法人の証券口座を開設する際、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)や印鑑登録証明書が必要となる場合がある。
登記簿謄本については、「登記・供託オンライン申請システム」の「かんたん証明書請求」が便利だと以前紹介したことがある。「申請者情報登録」すると、簡単に申請することが可能だ。
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しかし、印鑑登録証明書については登記簿謄本のように簡単には取得できず、電子証明書が必要となるため若干面倒だ。ゴールデンウィーク中で、取材なども少ないため、説明書を読みながら設定してみることにした。
「申請用総合ソフト」をダウンロードし、手続きを行う。今回は「印鑑登録証明書」だけでなく「登記簿謄本」も申請。「印鑑登録証明書」については「情報」欄に「署」とあるように電子証明書が付いている事がわかる。電子証明書はソフトウェアの右上にある「署名付与」を選択すればOKだ。
電子署名で便利なのがマイナンバーカード。「公的個人認証IDカード(個人番号カード)」を選択している場合、PaSoRi(パソリ)でマイナンバーカードを読み取る事で簡単に電子署名できる。なお、署名時に聞かれるマイナンバーカードの暗証番号は「署名用電子証明書」となることに注意しよう。「署名用電子証明書」は英数字6文字以上16文字以下のパスワードとなり、マイナポイントなどで利用する数字4桁のパスワードではない。
最後に「申請データ送信」を押すと申請できる。申請後はステータスが変わり「納付」ボタンが有効になってから納付しよう。納付時にはクレジットカードの利用はできず、「Pay-easy(ペイジー)」のみ。銀行口座を選択して、納付すると1週間程度で送られてくる。
マイナンバーカードは、マイナポイントだけでなく、住民票の写しなどを取得するのにも便利だ。さらに、今回のように法人の印鑑登録証明書なども便利に利用できるため、やはりマイナンバーカードは取得しておいた方が良いだろう。