住信SBIネット銀行のデビットカードも金属化!? プラチナデビットカード(Mastercard)のスゴいところとは?

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住信SBIネット銀行のデビットカードも金属化!? プラチナデビットカード(Mastercard)のスゴいところとは?

2022年3月下旬より、住信SBIネット銀行のデビットカードがナンバーレス化となる。

カードに掲載されるのはローマ字氏名、署名欄、支店名のみとなり、それ以外のデビットカード番号、有効期限、セキュリティコードや銀行口座情報の支店番号、口座番号は住信SBIネット銀行のアプリで確認するように変更される。

また、プラチナデビットカード(Mastercard)については、従来のプラスチックカードではなく、"金属質感"のカードに変更。

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"金属質感"とは、金属製のカードとは異なり、プラスチックのカードに薄い金属蒸着フィルムを貼ったカードとなり、凸版印刷が開発した「METAL SURFACE CARD」が採用されている。

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最近はクレジットカードでも年会費の高額なプラチナカードなどで金属製のカードが増えているが、今回の住信SBIネット銀行の場合は、デビットカードと言う点が注目だ。

デビットカードとクレジットカードの大きな違いは、キャッシュカードとしてATM利用があるかないか。

基本的に、日本のATMで利用する場合、カードがATMに吸い込まれることが多いのだが、金属製のカードの場合は、ATMで利用すると、かなり危険な状況となる。

例えば、先日申し込んだ「ダイナースクラブ メタルカード」には、利用できない端末について「自動精算機、販売機、セルフレジ等、カードを端末が吸い込んで読み取りを行う使用の端末」「CD/ATM等で、カードを吸い込んで読み取りを行う使用の端末」とあり、金属製カードではATMでの利用は想定外となっている。

ダイナースクラブ メタルカードの注意点

ダイナースクラブ メタルカードの注意点

同じように、先日申し込んだ「三井住友カードTile」でも、「ATMや券売機等、カードを出し入れするカード搬送機構を持つ機器にカードを入れないでください」とあり、単純なプラスチックカード以外のカードの場合、日本のATMは厄介な機器だ。

三井住友カードTileの注意点

三井住友カードTileの注意点

しかし、住信SBIネット銀行の新たなプラチナデビットカード(Mastercard)は、日本のATMでも問題なく利用でき、それでいて金属製のような質感を持ったカードと言う点で、非常に面白いカードと言える。今後、券売機やATMなどでも問題なく利用できる「METAL SURFACE CARD」が採用されたカードは増えていくかもしれない。

もう一点、プラチナデビットカード(Mastercard)で気になる点は券面ロゴだ。Mastercardのシルバーロゴが利用されており、このロゴが採用されているカードは、筆者が知る限りではラグジュアリーカードかTRUST CLUBワールドエリートカードの2種類のみ。どちらもMastercardワールドエリートだ。

住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード(Mastercard)はMastercardワールドとなっており、通常、ワールドではこのロゴは使われない。このロゴが使われていると言うのは、かなりデザインにこだわっているのだろう。

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カードの再発行手数料を払っても変更できるかを確認したい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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