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CCC、電子マネーサービス「Tマネー(T-MONEY)」を2014年11月25日に開始

CCCは、Tカードに電子マネーサービス「Tマネー(T-MONEY)」を2014年11月25日(火)から開始する。まだニュースリリースとしての発表はないが、同社のTサイトに「Tマネー情報」タブが追加されているため開始は間違いないだろう。先日、「CCC、Tカードによる電子マネー「Tマネー(T-MONEY)」サービスを開始予定」を書いたが、今回は予想が当たったようだ(2014年11月19日(水)に発表あり)。

Tマネーのチャージ上限、チャージ方法は?

Tマネーとは、既に保有中のTカードにチャージして利用できる電子マネーだ。3万円までチャージして利用することが可能となっている。チャージは1,000円単位で、Tマネー加盟店のレジでチャージすることになる。クレジットカードでの入金が可能かどうかは不明。 現在は現金チャージのみとなるが、クレジットカードによるWeb入金も検討しているとのことだ。

Tマネー加盟店は?

2014年11月25日(火)からドラッグユタカで、2014年12月1日(月)からTSUTAYAで利用が可能となる。どちらもTポイント加盟店のため、今後Tマネーを利用できるようになるのもTポイント加盟店となるだろう。 Tポイント加盟店は新しくTマネー用の端末を導入する必要はない。既存の端末を利用できるため、今後、Tポイント加盟店がTマネー加盟店になっていくと思われる。

Tマネーを利用した時のポイントは?

Tマネーを利用した時のポイントは、月間利用額に対して500円(税込)につき1ポイント貯まる。還元率は0.2%。楽天Edy、WAON、Suica等の電子マネーでは還元率が0.5%、nanacoは還元率1%と考えると非常に還元率が悪いといえる。

一番最初に導入されるドラッグユタカは、楽天Edy等の他の電子マネーも利用が可能となっているため、Tカード提示で楽天Edy等の他の電子マネーを使ったほうがおトクとなる。ただし、Tマネーのポイント付与率は非常に低いが、月間利用額に対してポイントが付与されると言うメリットもある。しかし、楽天Edy等のように、1件1件に対するポイント付与であっても、決済は楽天Edy等を利用したほうがおトクだろう。

例えば、300円、350円、350円の支払いがあった場合、おサイフケータイの楽天EdyでTポイントを貯める設定にしていた場合、1ポイント+1ポイント+1ポイントの合計3ポイント獲得できる。還元率では0.3%と低くなる。それでもTマネーよりも還元率は高いのだ。

Tマネーを利用するメリットは?

正直、他の電子マネーを利用できるのであれば利用したほうがおトクだろう。ただ、Tマネーを使うメリットは、Tカード1枚で出かけることができるようになると言う事だ。ドラッグユタカでTマネーにチャージしておけば、Tカード1枚で、Tポイントを貯め、Tマネーで支払う事が可能となる。別途サイフ等は持ち歩く必要がなくなるのだ。

また、現金のみしか利用できないようなTポイント加盟店では、Tマネーを利用することでTポイントの2重取りができるようになる。


Tマネーがおトクになるかどうかは、クレジットカードでチャージしてポイントが貯まるかどうかだろう。? ニュースリリースでTマネーが発表され、現在Tマネーにチャージできる方法としては現金チャージのみとなる。しかし、今後はクレジットカードによるWeb入金も検討中とのことであるため、チャージでポイントが付くのであればTマネーが普及する可能性もある。しかし、クレジットカードでのチャージでポイントが付かない場合、他の電子マネーよりも還元率の低いTマネーは苦戦すると思われる。

[Tマネー]

 

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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