前編・中編では、2021年に新しく開業したROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsに無料で宿泊したことを紹介したが、最終回ではヒルトンのホテルをおトクに利用する方法・無料でヒルトンのホテルに宿泊する方法を紹介していきたい。
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【前編】ヒルトンのポイントで「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」に無料宿泊! 映えすぎてやばい!
京都への出張があり、どのホテルに宿泊しようかと考えていた。今回は2021年9月16日(木)にオープンしたROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsをヒルトンのポイントで宿 ...
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【中編】ヒルトンのポイントで「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」に無料宿泊! 洗練された大人のリゾートホテル
ヒルトンのポイントで無料宿泊した「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」。建物全てが芸術で、直島のベネッセハウスに近い。 前回は建物の素晴らしさ、ポイントでの宿泊予 ...
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ヒルトン・オナーズのゴールドステータスを獲得できるクレジットカードとは?
ヒルトンでの宿泊やレストランの利用はもちろん、いつもの買い物の支払いでヒルトン・オナーズのポイントをおトクに貯められるクレジットカードは2つある。
年会費16,500円(税込)で家族カードが1枚まで無料のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードと年会費66,000円(税込)で家族カードが3枚まで無料のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードだ。
これらのカードは2021年3月9日(火)に新たに発行されたクレジットカードとなる。
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ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードとヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードが誕生
アメリカン・エキスプレスでは、2021年3月9日(火)より、ヒルトンとの提携カードである「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」と「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミ ...
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どちらも年会費は高額だが、クレジットカードを年間150万円以上利用するような人であれば十分年会費の元が取れる。
まず、どちらもカードを保有するだけでヒルトン・オナーズのゴールドステータスを獲得できる。通常は1年間に20回の滞在、または40泊の宿泊、75,000ヒルトン・オナーズ・ベースポイントの獲得が条件だが、クレジットカードを保有しているだけでゴールドステータスを維持できる。
前編で紹介したように、空室状況によってはアップグレード特典してもらえたり、朝食が2名分無料で利用できたりする。朝食だけで考えても、2人で1万円程度のおトクにはなるため、ヒルトンのホテルを利用するのであれば保有しておきたいカードだ。
クレジットカードの保有で無料宿泊特典も
続いて、年会費66,000円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードにはカードの継続利用でウィークエンド無料宿泊特典が1泊分付帯する。毎年、カードを保有しているだけでヒルトンの対象ホテルに1泊無料宿泊でき、今回宿泊したROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsも現時点ではウィークエンド無料宿泊特典の対象だ。つまり、この特典の1泊だけでも年会費の66,000円(税込)を回収することができてしまう。
年会費16,500円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードはカードの継続だけでは無料宿泊特典は付かないが、年間利用額が150万円以上の場合にウィークエンド無料宿泊特典を獲得できる。年間150万円の利用となると、毎月12.5万円の支払いとなり、それほど難しくはないだろう。
総務省統計局の「家計調査(二人以上の世帯)2021年10月分」を確認すると、勤労者世帯では「食料」が1ヵ月で80,981円、「被服及び履物」で11,190円、「通信」で14,705円となり、これだけでも1ヵ月で10万円強。水道光熱費(ポイント付与率は異なる場合あり)を考えると1ヵ月で12.5万円は何とかなる金額だ。
年会費66,000円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合は年間300万円以上利用すると、カード継続で獲得できるウィークエンド無料宿泊特典とは別にもう1泊分追加される。つまり、ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsに無料で2泊する事もできるわけだ。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
|
年会費 | 16,500円 | 66,000円 |
カード継続での ウィークエンド無料宿泊特典 |
─ | ○ |
年間利用額に応じた ウィークエンド無料宿泊特典 |
150万円 | 300万円 |
実際に滞在してみてROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsは1泊だともったいないと感じた。2泊以上したいところであり、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで300万円利用する場合はそれも可能だ。
また、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでは、年間200万円以上利用する場合にダイヤモンドステータスを獲得できる。ダイヤモンドステータスはゴールドステータスに加えて以下のような特典を利用できる。
- 部屋のアップグレード(ベッドルームスイートまで(ゴールドはエグゼクティブまで))
- エグゼクティブラウンジの利用
- ダイヤモンド会員資格の延長
- エリート会員資格の進呈
300万円利用しているような人であれば、ダイヤモンドステータスに加えて2泊のウィークエンド無料宿泊特典を獲得でき、ポイントを考えるまでもなく年会費以上の特典を利用可能だ。
なお、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのダイヤモンドステータスを獲得するための200万円は1月~12月分の利用分、ウィークエンド無料宿泊特典を獲得するための300万円利用はカード入会日・切替日から1年間とタイミングが違うため、1月入会にしておくとわかりやすい。
日常の支払いでもポイントは貯まる
続いて、ヒルトン・オナーズのポイントを考えたい。航空マイレージと同じように、ホテルのポイントでもクレジットカードの利用だけで貯める事ができる。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードの場合、日常での買い物では100円につき2ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントとなる。ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合は100円につき3ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントだ。
ただし、水道光熱費などの場合は、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードでは200円につき2ポイント、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合は200円につき3ポイントとなる。
なお、ヒルトンでの利用時にはさらにポイントが貯まりやすくなっており、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードでは100円につき3ポイント、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合はなんと100円につき7ポイント貯まる。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
|
通常決済時のポイント付与率 | 100円につき2ポイント | 100円につき3ポイント |
ヒルトン・ポートフォリオ内の ホテルやリゾートでのポイント付与率 |
100円につき3ポイント | 100円につき7ポイント |
水道光熱費・税金など | 100円につき1ポイント | 100円につき1.5ポイント |
寄付・電子マネーなど | ポイント対象外 | ポイント対象外 |
例えば100万円を通常加盟店で利用した場合はヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードで2万ポイント、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで3万ポイント獲得できる。300万円利用した場合は、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードで6万ポイント、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで9万ポイントだ。
ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsに今回は95,000ポイントで宿泊したため、年会費66,000円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを毎年320万円程度利用している場合はROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsをポイントで予約する事もできるため、ウィークエンド無料宿泊特典と合わせると3連泊も夢ではない。
せっかくの素晴らしいホテルなので、是非ホテルで過ごす時間を十分に取ってもらいたい。3連泊できれば1日くらいは京都観光もできるだろう。ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合はアメックスの京都特別観光ラウンジも利用できる。贅沢なステイが可能だ。
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アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード以上で利用できる京都の圓徳院の「京都特別観光ラウンジ」とは?
クレジットカードで入室できるラウンジと聞くと、ゴールドカードで入室できる空港ラウンジを思い浮かべる方も多いだろう。しかし、空港以外にもラウンジがあり、対象のクレジットカードを保有しているだけで入室でき ...
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さすがに300万円以上の利用は難しいとしても、年会費16,500円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードを年間150万円利用すればウィークエンド無料宿泊特典で1泊できる。もちろん、ヒルトン・オナーズのゴールドステータスも獲得できるため朝食も無料だ。
どちらも家族カードは1枚無料(プレミアムは3枚まで無料)。夫婦で保有して、日々の決済を全てクレジットカードで決済すれば年間150万円程度は何とかなるのではないだろうか。この辺りは家族カードの年会費が高額となるSPGアメックスよりも保有しやすいカードと言える。
個人的には年会費66,000円(税込)のヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで3連泊を狙うのがオススメだ。例えば、木・金・土の3泊でデラックスルーム(キングベッド)をヒルトン・オナーズ割引を使って予約した場合、税金なども含めると352,595円。年会費を引いても286,595円分おトクになる。320万円の利用と考えた場合、約9%還元と非常におトクなカードと言える。もちろん、ヒルトンでの利用がある場合は320万円も使う必要はない。
入会キャンペーンも破格!
2021年12月時点での新規入会キャンペーンも大量ポイントを獲得するチャンスだ。特にヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは最大で146,000ポイントも獲得できるため、1年目の無料宿泊特典はすぐにゲットできる。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
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カード利用ボーナス1 | 入会後1ヵ月以内に3万円の カード利用で9,000ポイント |
入会後1ヵ月以内に5万円の カード利用で17,000ポイント |
カード利用ボーナス2 | 入会後3ヵ月以内に30万円の カード利用で10,000ポイント |
入会後3ヵ月以内に30万円の カード利用で30,000ポイント |
カード利用ボーナス3 | 入会後6ヵ月以内に75万円の カード利用で20,000ポイント |
入会後6ヵ月以内に150万円の カード利用で54,000ポイント |
通常利用ポイント | 合計75万円のカード利用で 15,000ポイント |
合計150万円のカード利用で 45,000ポイント |
合計 | 54,000ポイント | 146,000ポイント |
現在、筆者はヒルトン・オナーズVISAゴールドカードを保有しているが、2022年2月28日(月)でサービス終了となる。筆者は、アメックスのプラチナ・カードを保有しているため、ヒルトン・オナーズのゴールドステータスを取得できるが、ヒルトン・オナーズのポイントを獲得できるヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードに切り替える予定だ。
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ヒルトン・オナーズVISAカード、プラチナ・ゴールド・クラシックカードの新規入会を終了 サービスも2022年2月28日(月)で終了
ヒルトン・オナーズVISAカードでは、2020年6月30日(火)で新規入会の受付を終了する。プラチナ、ゴールド、クラシックカードに加え、家族カードの新規入会も終了となる。 ヒルトン・オナーズVISAク ...
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2025年には「ウォルドーフ・アストリア大阪」、2026年には「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」と、ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」の開業予定もあり、今後もポイントの使い道などが増えそうだ。