Mastercardは、2033年までにクレジットカードとデビットカードの磁気ストライプを廃止すると発表した。
磁気ストライプは1960年代初頭にクレジットカードに搭載されたが、現在は86%にICチップが使用されている。
フェニックス社が2021年7月に行った調査では、米国のカード会員の81%が磁気ストライプのないカードを安心して利用できると回答し、92%が磁気ストライプがなくなっても使用率は変わらないと回答している。
ICチップが普及している欧州などの地域では、2024年にMastercardのクレジットカードやデビットカードから磁気ストライプが消え始め、2027年からは米国の銀行で磁気ストライプ付きのチップカードを発行する必要がなくなる。
2029年までに、磁気ストライプを使用したMastercardのクレジットカードやデビットカードは新たに発行されない。ただし、米国およびカナダのプリペイドカードについては対象外となっている。