街ナカでもETCが利用可能に! ETCXのサービスに登録してみた!

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街ナカでもETCが利用可能に! ETCXのサービスに登録してみた!

ETCXとは?

高速道路を利用するときに便利なのが「ETC」だ。ETCカードを挿入していると、ETC専用レーンを通過する際に、停止することなくゲートを通過することができる。

ETCは2001年に登場し、国土交通省の「ETCの利用状況 令和3年2月」のデータによると、利用率は93.3%と非常に高い。

高速道路を通過するためのサービスがETCだが、新たにETCを高速道路以外の生活シーンで利用できるサービスを開始する事に。そのサービスが「ETCX」となる。

高速道路のETCが街ナカでも利用できる「ETCX」サービスが開始
高速道路のETCが街ナカでも利用できる「ETCX」サービスが開始

ETCソリューションズは、2021年4月28日(水)より、高速道路以外の施設でETC技術を活用した料金の支払いができるサービス「ETCX(イーティーシーエックス)」を開始した。 ETCXは、登録時に利 ...

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ETCXでは、会員登録すると、駐車場やドライブスルー、ガソリンスタンドなどで車に乗ったまま決済する事ができ、現金やクレジットカードなどの受け渡しも不要のため、コロナ禍でも安心して利用することができる。

ETCXの利用方法・利用可能場所は?

ETCXを利用するにはETCXの会員登録が必要だ。会員登録については後述する。

会員登録後は、ETCX加盟店で利用できるようになるが、開始当初は新名神高速道路の鈴鹿パーキングエリア(上り線)「ピットストップSUZUKA」でのドライブスルーでしか利用できない。2021年7月1日(木)より、静岡県内の伊豆中央道と修善寺道路の各料金所でも利用可能となるが、有料道路での利用と考えると、新しいサービスを利用している感じはしないだろう。

なお、ETCはノンストップでの利用だが、ETCXは有料道路であっても一旦停止が必要となる。伊豆中央道と修善寺道路では、「ETCX」と表示された通行レーンを進み、料金所ブースの横で、必ず一旦停止しなければならない。ETCXのサービス開始に合わせた割引制度も予定されているようだ。

ETCXで利用できるクレジットカードは?

2021年4月28日(金)時点で、ETCXで利用できるクレジットカードはイオン銀行が発行するクレジットカード、クレディセゾンが発行するクレジットカード、トヨタファイナンスが発行する個人向けクレジットカード、三井住友トラストクラブが発行するカード、UCカードのみ。

ETCXで利用できるクレジットカード

ETCXで利用できるクレジットカード

なお、クレジットカードとETCカードは同一の発行会社である必要があるため、セゾンカードのETCカードとクレジットカードとしてイオンカードを登録する事はできない。

ETCXでの利用料金は登録したクレジットカードから支払われる。

ETCXの会員登録方法は?

登録できるクレジットカードとETCカードを準備し、会員登録ページからメールアドレスを入力する。今回用意したのはダイナースクラブカードとETCカードだ。筆者はそれなりにクレジットカードを保有しているが、それでも対象のクレジットカードとETCの組み合わせはダイナースクラブカード以外なかった。

ダイナースクラブ プレミアムカードとETCカード

ダイナースクラブ プレミアムカードとETCカード

登録したメールアドレス宛に確認メールが届き、そのURLから会員登録を行おう。最初に会員規約が表示されるため同意する。

続いて、会員ID、パスワードを作成し、氏名、生年月日、連絡先、住所を入力。準備しているクレジットカード番号を入力し、「次へ」ボタンをクリック。

続いて、同じカード会社のETCカード情報を入力し、「登録」ボタンをクリック。これで登録が完了する。

ETCXの会員登録が完了

ETCXの会員登録が完了

ETCXのマイページでは何ができる?

ETCXのページにログインすると、ETCカード情報が表示される。

ETCXのマイページ

ETCXのマイページ

利用履歴の確認や登録情報の照会・変更が可能だ。登録情報は会員情報変更のみ可能となっており、ETCカードやクレジットカードの変更はマイページではできない。有効期限切れも場合も問い合わせページを利用する必要がある。

ETCマイレージサービスやETC利用照会サービスは対象となる?

ETCXは独自の仕組みのため、ETCXを利用してもポイントは貯まらない(クレジットカード会社のポイントは貯まる)。

また、ETC利用照会サービスも対象外となるため、ETCXの利用履歴は確認できない。ETCXの利用履歴確認はETCXのマイページで確認しなければならない。


ETCXは使ってみたいのだが、利用できる場所が少なく、利用が予定されている場所は筆者の生活エリアからは若干遠い。もう少し利用できる場所が増えてから使ってみたい。

今後は、駐車場やフェリー乗船場、ガソリンスタンドなどでも導入予定となり、駐車場では精算機を利用する必要がなくなると、そのまま出庫できて便利になるだろう。商業施設などに導入され、クレジットカードでの購入状況やカードのグレードなどと連動して自動精算してくれると、さらに便利になりそうだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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