注意
2021年3月4日(木)より、東京都世田谷区の「せたがやPay」では、先着順で30%還元キャンペーンを実施中だ。上限は9,000円相当までのため、30,000円のチャージが最大となる。30,000円チャージで39,000円分利用できると言う、かなりおトクなキャンペーンだ。
筆者も早速「せたがやPay」をダウンロードしてチャージ。2月28日(日)までにチャージすると30%だと勘違いしていて2月26日(金)に10,000円をチャージ。残高が10,000円のままのため、世田谷区のサイトで確認すると、事前にエントリーして当選していた場合に30%還元が28日(日)までで、誰でも30%還元になるのは3月4日(木)以降とのことで最初の10,000円チャージはあまり意味が無かった。
おそらく、予算を超えないように抽選にしたのだろうが、思っていたよりも伸びが悪く、3月4日(木)以降は先着順で30%還元としたのではないだろうか。
早速、3月4日(木)になったのでチャージした。チャージはクレジットカードは利用できず、セブン銀行ATMでのチャージのみとなる。スマートフォン取引でコードを読み取り、10,000円チャージすると、10,000円に加えて3,000円分のポイントが付与された。続けて20,000円をチャージする。26,000円分として追加される。
これで最初にチャージした10,000円に加えて30,000円+30%分の9,000ポイントとなり、合計49,000円分の利用が可能な状態だ。
続いて「せたがやPay」で購入。世田谷区のセブン-イレブンで利用する事ができる。セブン-イレブンアプリを提示して、「せたがやPayで」と伝えると、QRコードが提示されるためアプリで読み取る。セブン-イレブンでのコード決済はアプリのバーコードを読み取ってもらうが、「せたがやPay」の場合は提示されたコードを読み取る方式しかない。
提示されたQRコードを読み取ると、ポイントを使うオプションがあり、チェックが付いている事を確認。30%分のポイントは6ヵ月の有効期限が設定されているため、ポイントから優先的に使っていこう。レジに表示されている金額を入力してスライドする事で支払いが完了する。店員が確認ボタンをタップすることで支払い終了だ。
レシートを見ると、「地域復興兼支払」とある。
このような地域での○○ペイは今後も増えていくと思われ、プレミアム商品券の電子版として使われていくだろう。店舗の導入も簡単で、QRコードを設置するだけだ。
現在は停止中だがGo Toトラベルでの地域共通クーポンの電子版も同じようにコード決済サービスが利用された。コード決済サービスは導入が早く、一気に全国規模で導入する事ができる。
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2001年に開始したSuicaの利用可能店舗数が94万店(2020年3月時点)だが、2018年に開始したPayPayの利用先が300万カ所(2021年2月時点)となり、導入スピードが違うことがわかる。もちろん、Suicaの場合は"加盟店数"、PayPayは"カ所"となり、単純比較はできない。PayPayはオンライン加盟店も含まれているため、Yahoo!ショッピングやPayPayモールのストア数なども含まれている可能性が高い。それでも、開始時期を考えると、驚異的なスピードで利用可能カ所数が伸びていることがわかる。
導入が簡単で、エリアを指定できるコード決済サービスは、各自治体や商店街などでも導入しやすいだろう。今後は、地域限定の○○ペイが増えていくだろう。